この本の著者である佐藤友美さんは、長年ファッション誌やヘアカタログのお仕事を通して、日本で一番女性のヘアスタイル写真を見ている、日本唯一のヘアライターさんです。
この本は
『髪は ほぼ、 顔』
『髪は ほぼ、 人格』
『髪は ほぼ、 色気』
『髪は ほぼ、 年齢』
『髪は ほぼ、 生命力』
この5つの章に分けて「女性にとってヘアスタイルがどれだけ大切か」についてとても分かりやすく書かれています。
私はヘアメイクアップアーティストやヘアセット講師のお仕事をしていますが、この仕事にのめり込んでいったのには理由があります。
以前、「自分に自信がなく自分のことが好きになれない」と言っていた友達に、アイロンの使い方やセルフセットのやり方を伝えた結果、ネガティヴな発言が多かった彼女の性格はどんどん明るくなり、「人から褒められるようになった!」「自分のことが好きになれた!」と、とても素敵な女性に変わっていったのを目の当たりにしたからです。
当時は、「彼女はもっと魅力的になれる!」という想いだけだったのですが、その変身ぶりを見て、髪の力って本当に凄いなぁ、美容の仕事って素晴らしいなぁ、と感動しました。
その彼女は、今では美容の仕事に転身し、当時の自分のように「自分に自信がない」女性達を綺麗にしています。
『女の運命は髪で変わる』
まさに、この本のタイトル通りです。
この本の中で、特にしっかり読んでほしいのは『髪は ほぼ、 人格』の章です。
《「似合う髪」より「なりたい髪」のほうがはるかに大事》
《「似合う髪」を探すかわりに優先すべきたのは、「なりたい髪」です。》
まずなりたい自分(人からどんな風に見られたいのか)を考えて、その後に“そう見える髪型”を選ぶのが正解。
人は髪型のイメージに引っ張られて、その人を「その髪のイメージ通りの人だ!」と判断します。
また、自分の内面もその髪型のイメージに近づいていきます。
髪型一つでメンタル面も確実に変わるんです。
例えば、私はヘアセット講師の仕事をしているので、オン(講習中)
講習でオンになるぞ!という時は、髪をポニーテールやシニヨン(
アップスタイルはしっかりしている雰囲気を出しやすく、オールバックはクールでカッコいいイメージに見えます。
これで気持ちが引き締まり「よし!今日も頑張るぞ!」
ザ・講習モードです。
逆に講習が終わってオフモードになりたいときは、
これで「ふぅ~今日もお疲れさま~」
私は集中力がそんなに長く持つ方ではないので、講習先の
こうやって髪の力を借りてオンオフのバランスを取っています。
髪でこんなに気持ちも変わるんです。
佐藤友美さんは「この本を、
きっとそんな方々にとってバイブルになる本だと思います。
本を読んだ何人もの方々から「その場で美容室を予約した」
さらに私は「髪がとても大事なのはわかっているわ!」
ヘアセット講師の仕事をしている私は「髪はとても大事」
全国の美容師さん達もそうです。
その髪のプロたちが「本当にそうだよな~!!」って、
きっと「髪がとても大事なのはわかっているわ」
この本を販売している美容室もあるので、
『女の運命は髪で変わる』
心からお勧めします。
galdy. 大友和子