原子力における「臨界」というのは
簡単に言えば、核分裂反応が継続する事。
ガスボンベに例えれば、
ライターをノズルに近付けて着火し、
大なり小なり炎が継続的に出る状態。

原爆における「超臨界」というのは
簡単に言えば、核分裂反応を一気に行う事。
ガスボンベに例えれば、
ボンベに爆弾を巻き付けて
一気に爆発させる状態。

核分裂とは、これまた例えれば
1個のスイカ(ウランやプルトニウム原子)に
1個のピンポン球(中性子)が取り込まれると
スイカが不安定な状態になり
リンゴとメロンに分裂する事。
このリンゴやメロンは、
ヨウ素やセシウムやストロンチウム等。
で、分裂と同時に
2、3個のピンポン球も発生する。
(もちろん、熱エネルギーも発生する)
ただ、このピンポン球は余りにも速すぎて、
そのままのスピードでは
次のスイカに取り込まれない。
核分裂の継続=臨界 が成立しない。
よって、ピンポン球を遅くする必要がある。

そこで水(軽水=普通の水)の登場。
H2Oの「H」に
中性子がぶつかる事で減速していく。
ウランやプルトニウムに
取り込まれ易いスピードになる。
それで次の核分裂が進行する。

原発(軽水炉)における
水の役割はとても大きい。
冷却材であり
反射材であり
減速材である。

JCOの臨界事故を
収束させる為に行ったのは
「決死の」水抜き作業。