真楽寺

 

町指定 有形文化財 仁王門

 

町指定有形文化財 真楽寺仁王門
門内に安置されている金剛力士像には、応 永二年(室町時代一三九五年)の紀年銘があ る。臼田十郎・野沢七郎・佐久二郎などの侍 名字をもつ土豪層や、三郎四郎・又二郎・弥 

平三・又七・源四郎などの名をもつ農民層が 結んだ「一結講」の諸檀家が共同出資し、

建立したものである。
仁王門自体は茅葺の寄棟造の八脚門で、上 下に粽のついた円柱、木製礎盤、頭貫木鼻は 禅宗様で古風であるが、組物はなく、垂木も 新しい。おそらくは十七世紀後半頃に以前の 形式をまねて再建され、その後もさらに屋根 等に改造が加えられたものであろう。

 昭和四十一年四月一日
御代田町教育委員会指

 

 

 

 

 

 

 

頼朝公の逆さ梅

町指定有形文化財 観音堂

真楽寺観音堂 有形文化財
真楽寺観音堂は、寛文五年(江戸時代一六 六五年)に建立されたもの
で、別名「厄除観音」とも称される。
本尊聖観世音菩薩が安置されている。
建物は梁行三間・桁行五間で、前面に一間の向拝がつく。
屋根は、もとは茅葺であったが現在は銅板葺で、いわゆる撞木造とする

粽付円柱、台輪、拳付出組の組物をもちい、 中備は唐獅子等の彫刻を入れた本股である

十七世紀後半の様式的特徴を示し、全体的 に地方色のない標準的な様式でつくられてい る点は、

この時期の県内の仏堂としてはめずらしい。

昭和四十一年四月一日
御代田町教育委員会指定

 

 

 

 

町指定天然記念物 神代杉