『~最高のラストパス、 その1冊が人生を変える~』
出版のその先を応援 日本一著者と近い出版社
【mission】(*^^*) 【vision】(/・ω・)/
助け合い(愛)で未来をつくる 社会貢献を通じて人をつくる
ギャラクシーブックスの栢木です
ブログを見ていただきありがとうございます
このブログではギャラクシーブックスの取り組みや
私個人の取り組みをちょこちょこアップしていきたいと思います
少しでも多くの方にギャラクシーブックスを
知っていただければと思いますので宜しくお願いします
galaxy株式会社
代表取締役社長加戸昌哉の書籍『音色』を紹介
『音色』にはギャラクシーブックスが
これまで歩んできた全てが書かれております
良いとき、悪いとき、きつかったこと、楽しかったこと
包み隠さず全てを書いてますので
ギャラクシーブックスを知りたい方は是非見てください
毎週月曜日、水曜日、金曜日に
アップさせて頂きますので、宜しくお願いします
-音色- 目次
0.「まえがき」
第1章 始まりの音 第2章 揺れ動く音 第3章 崩れる音
1.「原点」 5.「巣立」 9.「MBO」
2.「拡大」 6.「始動」 10.「崩壊」
3.「売却」 7.「難局」 11.「絶望」
4.「M&A」 8.「宣告」 12.「希望」
第4章 願いの音 第5章 軌跡の音
13.「再起」 17.「応援」
14.「不覚」 18.「創案」
15.「前進」 19.「結実」
16.「夢中」 20.「出発」
最終章 軌跡の音
「創案」
―2019年7月―
世間に信用力がないgalaxyのリードインベスターの役割を担ってもらう。リードインベスターとは、特定の資金調達ラウンドにおいて、中心的な役割となって契約条件などをまとめるベンチャーキャピタルや個人投資家、キャピタル思考の企業のことを指す。
ベンチャー企業やスタートアップは実績がないと世間への信用力はない。これが現実である。大手企業の力を借りてここがクリアになれば、またひとつ次のステージに進むことができると踏んでいた。だからこそ大手企業との資本提携は喉から手が出るほどほしいステータスだった。
そんなに甘くないのがこの世の中、それも知っている。知っているからこそ頭によぎった。
ミニマムとはいえ今までにさまざまな経験をしてきた。その中でもまだ自分の手でやったことのないこと、それがこの提案にある資金調達だ。
ある一定の株を買い取ってもらい株主として自社に関与してもらう。そうすることにより経営ノウハウを学ぶことができ、よりまともな企業へと成長できると期待ができる。
ましてや資金に大きな余力があるわけではない、叶えば手元資金を固めることもできる。こちらの都合はかなりいい。
一方でメディアドゥ側にもメリットがないとこの話は進まない。もちろん用意はしている。過去、現在、未来の書籍だ。取次の立場からするとgalaxyの書籍はメディアドゥを通してほしい。そうすることにより書籍の売上はメディアドゥにも直結する。
株主になってもらうことでgalaxyが取次を変えることができなくし、書籍の売上は将来に向かって担保される。お互いにとってこの条件はそう悪くはない。
根拠はないけど、メディアドゥとはうまくいきそう。
―2019年10月―
残すところ今年もあと3カ月、この第4四半期に賭ける想いは今までになく強かった。今年の目標でもある黒字化計画は順調に進めることができている。
事業継続のための基盤は1月から比べるとかなりブラッシュアップされ、社内文化も少しずつ明確になり根づいてきた。
来年の目標や事業展開も考えないといけないが、特に大きくピボットする気はなく、今のフェーズで新規事業をするにしても、出版を軸にしたものに絞っている。
今年は事業の大半に携わってきたことにより、リリースした書籍やさまざまな著者に目を向けることが多くなっていた。出版社としてなにを求められているのか、なにを解決できれば役に立てるのか。
ひとりでは答えが見つからなかったこともあり、書籍をリリースした著者と話す機会を増やした。するとたくさんのヒントが見つかった。
事業に直結させるためには著者と話すことが一番の近道。なにより多くの著者の言葉には共通点があることがわかった。
「出版した後も連絡をくれるのはうれしい」
振り返ると昔、過去に書籍を何冊も出している著者からこんな話を聞いていた。だいたいの出版社は書籍をリリースしたらそこで役務提供は終わる。
すべての出版社がそうとは限らないが、その後は著者から連絡をしないと接点はほとんどない。
確かに自社でもほとんどその後の動きをしてこなかった。書籍リリース後に連絡をするだけで感謝してもらえる。これはもはや出版社としてではなく、ビジネスとしての本質でもある。
今までの著者とのコミュニケーションから事業をつくってみる。ちょうどこの10月、発行書籍数が1000タイトルを超えた。
この事業を始めたころには夢にも思っていなかった数字、ここまで継続してきて初めてこの数字に自信が湧いた。
出版のその先を応援する。
掲げるとすれば間違いなくこのポジションだった。他の出版社がやらないことをやる。
2年前から始めた書籍寄贈活動は、厳しい時期も辞めることなく続けてきた。その甲斐あって、今では行政からのオファーや紹介をもらうようになって、当時よりも柔軟な対応ができるようになっている。
寄贈施設数、寄贈書籍数を伸ばし、喜んでくれる読者も増えていく。書籍を寄贈する施設の職員さんたちと写真を撮り、プレス記事を作成しニュース配信。
プレス記事には寄贈してくれる著者の名前や書籍タイトル、うまくいけば書籍の写真も埋め込み拡散していく。そうすることで寄贈活動と宣伝活動のパッケージができる。
当初は子育て書籍だけに特化していたが、読者から「とても読みやすい」「子育て以外の書籍も読んでみたい」との声を受け、今では幅広いジャンルの書籍を寄贈でしている。
誰かのためになるなら自分の書籍も寄贈したいという著者も多くなり、背中を押された。社会への貢献はgalaxyのビジョンでもある。
寄贈書籍は「Baton Books」と命名して拡大していくことにした。
ヒントになった著者の言葉に、著者と著者の接点を持ってみたいというものがあった。確かにそこの接点は持つことがない。ここをつなげることでまたなにか発見があるかもしれない。今まで考えたことがなかったことだけど、ひとつのきっかけになることは間違いない。
まずは試験的に自分が中心になり大阪でオフラインでのイベントを検討することにした。どうせなら著者を喜ばせないと意味がない、試験的にとはいえ成功が大前提。
著者というステータスを持つ人が喜ぶことはわかっている。発信だ。書籍の宣伝という枠ではなく著者自身の宣伝、これができる土台を12月に向けて計画を立てた。
galaxyTVをつくろう。
社内会議でさっそく投げかけてみたが、誰がどうやってやるのか。そんな疑問が浮かんだに違いない。
もちろん想定内、準備はしていた。自社ではそのノウハウを持ち合わせていないから他社と協業する。
昔に勤めていた企業が放送関係の機材を持っている。メインはスポーツ系の番組をWebで配信していて、一定の視聴ユーザーもすでに確保できている。ここと協業すれば可能だと考え、当時の先輩に相談していた。
5名の著者が想いを発信できる番組をつくる。信用できる先輩だからこそ成功することは約束されていた。
みんなはすぐに納得してくれ台本作り、著者集め、垂れ幕やポスター作成など、今までにない動きも加わった。これが出版のその先を応援する事業の原点となり、新しい風を吹かせることになる。
社内は徐々に書籍リリース前の著者、書籍リリース後の著者のどちらに対してもサポートをしようと変化していった。自社や著者が抱える課題は明確になり、来年に向け新たな指標も掲げしかけていく。
足元を固めながら中期のイメージ、業務は分散してとにかくやってみる、そして継続する。
galaxyTVだけではなく、著者をつなげるオフ会をしても楽しそう、著者単独のプレス配信も喜んでもらえそう、行政のイベントにつなげて社会貢献活動もできそう。出版のその先を応援し、著者に著名になってもらいたい。
新規事業「Writer Farm」の始まりだ。