生活雑貨のアンティークは和洋を問わず魅力的である。
 
天井にひっそりと吊り下げられたアイロン台ひとつとっても、古(いにしえ)のパリジェンヌ達が日常の暮らしにアクセントをつけようと、自分の好みに合ったデザインやカラーを選んで使っていたのかと思いを馳せることができる。
「全部ください」と言いたいところだが、2件目3件目でも素敵なモノとの出会いがあるかもしれないので要注意だ。アンティークは一期一会なので見染めたらそのときに手に入れないと、もう二度と出会えないことの方が多い。お店を出てからも直ぐに未練タラタラで引き返てみたりして...なんというか、ちょっと気恥しいけど恋愛みたいなものだと思う。
 
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そう、20年くらい前、ロンドンのアンティークショップで清楚で可憐な陶製の腕時計と目があって一目惚れ。なのに、そのときに手持ちがなかったからか、ブランドが当時好みではなかったからなのか、なぜか次回来たときに再会ができたら・・そのときには買おうと決めて店を出た。
値札には丁度その頃のサラリー1ヵ月分くらいの数字が書かれていた。
日本円にして・・・
そう、500万円くらいかな(うそ)
 
暫く出張の機会が作れなくて・・・そして2年の月日が流れ去り 指にルビーの指輪を探すのさ ワクワクしながら、その店に足を運びガラスケースの同じ場所を探したが、もうその姿を見つけることができなかったしょぼん。店のおやじから他のアンティーク時計を薦められたが目移りはできない、あれじゃなきゃダメなのだ。なぜあの時にカードをきって連れ帰らなかったのだろう。帰りの飛行機の中では失恋したような気分になって、その時計の絵を描いたりして・・・。
 
今でも百貨店のワールドウォッチフェアやヤフオク、メルカリなどで探してみるけど二度と見かけることはない。
 
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ランチは女子人気が高いガレット。広島のお好み焼き、月島のもんじゃ焼きのように、フランスブルターニュの郷土料理だ。パリだけどソウル・フードだ。
予約なしでお店に行ってみるとやっぱ満席。10分ほど待っていると「ごめんなさいね~」と感じのよいアルバイト学生(?)らしい女の子に声をかけられて奥のテーブル席に案内される。先客はフランス人のお年寄りや家族連れ。ジモティに人気のお店らしい。
ガレットは、それまで日本で2回しか食べたことがなかったからなのか(そのお店の腕のせいか)、特に美味しいものではなくて食感を楽しむものかなと思っていたが、現地で食べるとこれがまた美味しい。ムール貝のワイン蒸しやイカスミパスタみたいに”現地で食べると超美味しい”アルアルメニューである。
大阪のお好み焼きはビールと共に食べるがガレットはシュワシュワのシードルと共に食べる。シードルは甘口と辛口があって甘口をチョイス。日本酒でも食中酒は程よい甘い熟成系が好みなので。
休日のランチにシードル+ガレットは”アリ”だ。梅雨があがったらバルコニーでやってみよう。
こういった新しい食の発見があるのも旅の楽しみのひとつ。
 
 カメラ カメラ カメラ   カメラ カメラ カメラ 
 
食後はセーヌ河沿いのブキニスト(屋台みたいな古本屋)を見ながら腹ごなしのお写んぽだ。
そこで旅行記用にクールなアルバムノートをゲット。
 
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途中、シテ島に渡って、あのノートルダム寺院に立ち寄る。
 
 
お祈りをささげてから、
ぐるっと館内をゆっくりまわる。
ステンドグラスを透けて射す荘厳な光に浮かぶシャンデリアや大きな絵画などなど・・・
 
もっと見ておけばよかった・・・・
 
 
最後に見たのは作成途中の大きなジオラマだ。ふうん、こうやって造り上げていくのか・・・。
ジオラマは将来の趣味にしようと思っている。
ここでの出会いは何かの運命というか、偶然の必然なのかもしれない。
 
つづく
 
 カチンコ カチンコ カチンコ    カチンコ カチンコ カチンコ
 
ps.ジオラマにトライし始めました。
 

まず手始めにジブリウムビックリマーク
 
赤ワイン 白ワイン 赤ワイン 白ワイン 赤ワイン 白ワイン 赤ワイン 白ワイン 赤ワイン 白ワイン
 
ではでは パー