昨日、20人のお医者さんに、
いろいろ質問して答えてもらうような番組を
ちょっとだけみました。
それで気になったのが、鬱病のお話。
内科?の先生は、
ちょっと根暗だとか、ノイローゼなうつの症状がある人と、
鬱病という病気は全くべつものと考えて対処しないとで、
なんでもかんでも薬を出して治そうというのは、
乱暴な考えだと発言。
精神科の女医さんは、
それは昔の考え方で今は鬱病とうつ症状を
区別して考えたりはしないとか。
なんかその後もいろんな先生まきこんで、
けんけんがくがく・・・だったんですが、
日本において、
精神科を受診しにきた人が、
単なる神経質とか根暗だってことは、
ほとんど有り得ないのでは?って思うのは、
私だけなんでしょうか。
精神科を受診するって、
かなり敷居の高いことのような気がしてました。
なのに「あなたはちょっと暗いだけだ」といって、
薬も出さずに帰したほうがいいというのは、
そっちのほうが乱暴なのでは?と思いました。
たしかに最近は、
ちょっと落ち込んだくらいで「鬱だ」と発言する人が増えて、
それには私もイライラしていました。
でも、ホントに苦しんでいるかを見極める仕事をしてる人たちが、
ガチガチの体育会系な意見で大丈夫なのかなぁ?と
不安になってしまいましたね。
しっかりしろ!とか、がんばれ!で済む人は、
精神科に行かないと思うんだけど・・・。
女医さんは、
うつ病は自殺の可能性があるから慎重にと話してましたが、
その通りですよね。
精神科を受診してる人の扱いは慎重にお願いしたいです。
それからもう少し敷居が低くなるといいなとも思います。
実際、まわりで苦しんでいる人もいたので。
しかしセカンド・オピニオンとか重要なのがわかりますね。
先生によって意見が千差万別なのを目の当たりにすると、
自分が医者にかかる際にどうすれば正解か悩んでしまいます。
一方、その後、
NHKのプロフェッショナルな人を紹介する番組に、
福井の診療所の医師が出演していました。
まさに現代の赤ひげ先生で、
内科、外科、皮膚科、整形外科などなんでもこなしていて、
地域の高齢者に絶大な信頼をよせられ、
大きなプレッシャーと戦いながらも、
地域の健康に気を配っていました。
どの地域で、どんな勤め方をしていても、
こういう意識をもっている医者ばかりだったら
いいなぁーと思いました。