おはようございます。
ニュースは雇用問題のことをずっと取り上げていますね。
雇用対策について政治家が、
あーでもないこーでもないやってますが、
与党は先延ばしだし、野党は事態と合ってないしで、
「なにやってんだ?」って呆れちゃいますね。
たとえば、派遣社員を正社員として雇った会社に、
100万円出そうというもの。
耳さわりはいいかもしれませんが、
前提がおかしい。
国が100万円出せば、
企業に仕事がうまれるのか?
って問題を考えてないですよね。
景気が悪化して、企業の存続が危ういときに、
100万円で過剰人員を雇える企業がどのくらいあると
思ってるんでしょうか?
私でも気づくような、問題のある法案を出し、
衆議院で与党に却下されるのも視野にいれて、
「うちは庶民のことを一番に考えています!」と
ポーズだけみせて選挙に勝とうとしてる気がします。
今も、ぬくぬくとした部屋で、
危機的状況に対する法案を考えている政治家には
本当に失望しちゃいますね。
それから、いま、地方では、
臨時の雇用や、臨時の住居の提供を始めていますよね。
こんなニュース(ここ )あります。
支援している姿はいいのですが、
どーしても見下している感じがしますね。
それは、この一文を読んだときに感じたんです。
1室を2~3人で共同使用する。
緊急時なんだから、ちょっとした仕事でも、ちょっとした住居でも、
ありがたいと思え
と言っている気がして仕方ありません。
いままで政府や地方自治体も、
企業を優先した政策をとってきました。
そして税収なのでうるおってきました。
働く人の生活を後回しにした政策のせいで、
いまの状況が生まれたというのもあるのに。
まじめにきっちり働いて生活してきた人が、
ある日突然、住まいも仕事も失ったのに、
とりあえず、この仕事をしなさい、
とりあえず、共同生活しなさい
と、どれも「してあげている」感じがします。
震災のときに、緊急時なんだからと、
汚れた毛布やボロボロの古着を送りつけた人の感覚です。
実際助かり、ありがたいと思う人もいると思います。
実際には他に対策が思いつかないというのもわかります。
でも、私は、この対応は「ちがう」と思います。
「何かをした」と安心してる人が多いような気がします。