昨夜、高嶋政宏さん主演の2時間ドラマの、
最後のほうだけちょっと見ました。
調べたら、
「水曜ミステリー9 山岳救助隊紫門一鬼(10)」だったらしいです。
山で見栄を張った女性が下山途中に事故にあって、
それを助けにいった山岳救助隊が、
悪天候などの理由で、
自分(救助隊員)の命を優先して怪我した彼女を助けられなかった、
そしてその隊員が「助けるのは不可能だった」と発言したことに
強く不満をもった恋人の男性が、
殺人に走るーといった筋だったようです。
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その山岳救助隊員を殺した罪を、
そのお母さんになすりつけようとしたとか、
なんかとんでもない犯人像になってました。
チャンネルをあわせたとき、
ちょうど、そんな最後の場面で今までの展開を話していて、
高嶋さん演じる「紫門(しもん)」さんと犯人が崖から落ちかかります。
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崖に宙吊りになる二人。
支えているロープが外れそうになるのをおさえる、
走ってきた一人の男性。
犯人が「俺をおとせばおまえ(紫門)は助かる」と叫ぶ。
確かにそうだ。
でも紫門はカラビナ(クリップみたいの)で犯人と自分を固定。
このままだと上で支えてくれてる人の力も足りず、
二人とも落下して死んでしまうかもしれない。
そんな緊迫したときに、
死を決めるのは、俺でもおまえでもない、
山だ!
と凄い形相で紫門さんが言います。
ほどなく隊員がいっぱいやってきて、
二人を引き上げます。
私はここでチャンネルをかけてしまいましたが、
正直、
なにこれ?
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って思いました。
山に登ってて、二人が死にそうになって、
そんな緊迫したムードのときに、
人の死を決めるのが「山」ってどういうこと?
自然現象で人間が勝てないっていうならわかるけど。
単に人間が勝手に崖から落ちかかっただけじゃない。
そんなの山のせいにされたって、
山は迷惑だろー。
とか思っちゃいました。
そこに山があるから、
っていうのとはワケが違うよね。
最初から見てたら違った見方が出来たのかな?
でもなんかムカついたの。