1月30日(水)19時からNHK教育テレビで放送された番組です。
アメリカの番組に、
渡辺徹さんのナレーションをつけて放送しています。
私は彼のナレーションの声が苦手なのですが、
今回は「犬ってすごい!」という副題だったので、
それにつられて見てみました。
でも前半はアメリカの農家がイノシシの被害に苦しんでいて、
それ用に改良された猟犬の話で、犬も猛々しくて・・・。
それから犯罪捜査のワンちゃんなど、
楽しい感じの犬番組にはなっていませんでした。
どう人間が犬を作り上げていったか?みたいな内容で・・・。
犬がすごい!って話なら、
盲導犬や介助犬、レスキュー犬みたいに、
優しい感じが前面に出てくるとこを見せて欲しかったなぁ。
ただ、最後の実験は興味深かったです。
人間の手で愛されて育てられた狼。
もうすっかりその人になついていました。
このオオカミと、飼い犬との比較の実験です。
【実験内容】
実験1.ゲージの中に、ひもをつけたお肉をいれておきます。
ひもをひっぱれば、楽に餌がとれる仕組みです。
→オオカミ、犬ともに、
ひもを引っ張って楽に餌を食べることができました。
実験2.ゲージの中に、ひもをつけたお肉をいれておきます。
今度はひもを引っ張っても、何をしても、ゲージからは出てきません。
→オオカミは一心不乱にゲージのまわりをまわって、
なんとか取り出せないものかと、お肉をみつめて動き回るのみ。
→しかし飼い犬は、しばらくして「とれないな」と思うと、
飼い主の横にきて、飼い主を見上げ、見つめ続けたのです!
ふきだしを書くとしたら、「ねーとれないんだけど?」って感じで。
同じように人間と一緒に暮らしていて、愛されていても、
オオカミは人に頼ることはありません。
でも犬は人間を見るように遺伝子からそーできているそうです。
犬は人を見る。人の真似をしたりする。
これは遺伝子情報なのだそうです。うーん、びっくり。
実験のワンちゃんのように見上げられたら、
「あーごめんねー。」といってデレデレで餌を渡しそうです。