オススメ度:★★★★☆

理系度:★★★★☆

ジャンル:工学

 

文学では絶対にないけど、イーロン・マスク自身がまるで小説の主人公のようなので。

最近イーロンが気になって仕方ないのですが、この本を書店で見つけて即購入してしまいました。

 

これ読んだら、胸が熱くなった。

テスラ、スペースX、ソーラーフロンティア。

まったく違う分野を掛け持ちしながら、それぞれの目標は高く、最先端をいっている。

そして驚くのはその最終目標がSF的なところ。

テスラ → 二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化の速度を遅らせること。そのための自動運転、カーシェアリングの実現。

スペースX → マルチプラネット(多惑星)で人類が生きられること。その一歩として火星に到達する(しかも火星で安らかに死にたいらしい。)

ソーラーフロンティア → 二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化の速度を遅らせること。

 

だから、このひとつひとつの成功はイーロンにとっては目標ではない。むしろテスラなんかは同業他社が電気自動車関係で奮闘してくれるのを歓迎してる。

なんていうか勝てないですよね。

このひとつひとつの産業の他社は競争してるつもりでも、イーロンのほうは眼中にないんだから。

 

それにしても、イーロンのリスクの取り方は尋常じゃない。クレージーとしか言いようがない。

 そして、人に対しても痺れるくらい厳しい。妻の出産に立ち会うため休んだ社員にがっかりだ、なんてメールを送りつけたり。なんてったって寝る時以外働け!ですからね。ブラック企業もびっくり。そこは潮流に逆行。でも、何か地球規模で大きなことをやり遂げるには、そんな覚悟でも足りないくらいなんですね。

 

アイアンマンのモデルになっただけあって、夢も行動も壮大で破天荒なヒーロ!?イーロン。

 

とにかく信者になってしまいました。

Googleの創業者ラリー・ペイジは「もし自分の莫大な財産を残すとしたら、イーロン・マスクに贈る。彼なら、未来を変えられるからだ」と言ったそう。

今後にめちゃくちゃ期待しております。

 

 

↓Kindleあるの知りませんでした。。。 

 

 

↓Kobo版もあります。

 

次の一冊も「イーロン・マスク」。雑誌コーナーにあります。

堀江さんのインタビューも。