★★★★ 2024年/アメリカ・カナダ 監督/スコット・ベック ブライアン・ウッズ

 

布教に訪れた若い女をオッサンが理論でやり込めて、

あろうことか宗教についてのマンスプレイニングを始めるという導入部がとにかく面白い。
私も布教で突然ピンポンを鳴らされることがあるため、

最初はちょっとこのオジサンに肩入れしてしまったくらいだ。
また、何とも粘着質でくどいオッサンをあの美青年でならしたヒュー・グラントが演じるというのも味わい深い。
昨今、悪役を演じることも多く、楽しそうに演じているのがとても良い。
前半の軽妙で皮肉の効いた展開から、

後半はガチのホラー展開になるのだが、このトーンの転換が少し唐突だと感じた。
ただおしゃべりしてるだけのシチュエーションの方がずっとスリリングだったからだ。
とはいえ、後半はこういうマンスプレイニングジジイをぶっ倒すというフェミニズム的な爽快感もあり、

実に現代的でユーモアの効いた作品だと思う。