大腸内視鏡がおわってからの自分で決めたホームシアターの2本立てのもう一本はこれだ。
 
自分がいっている代々木の検査専門クリニックでは午前中が上部内視鏡(胃カメラのこと)午後1時半~が大腸内視鏡にわかれている。
 
またおもろい人を見た。一種の老害だ。超悪い人には見えないのだが、ミー坊より少し上だと思うが65くらいに見える。胃カメラが初めてなのか?午前中だけで終わると思ったらしいがここは睡眠導入剤を注射して寝てる間にやるシステム(言えば導入剤なしでもやってくれるがそれを知らぬ時点で少なくともよそでもここでもあんまりやったことがないのだろう)で午後1時くらいまではリカバリールームで睡眠の時間なのでそのあとで先生の解説があって帰るから2時くらいになってしまう。朝来て胃カメラやったらすぐ帰れると思っていたらしく「重要な」仕事が13時からあるんだそうな。何の会社か知らぬがおっさんがその日いなくても、定年で来年退職しても大きな影響がないようにも思うのだが。せめて検査の日ぐらいはね。検査するならする仕事するならそのあとでと思うんだが。結局ZOOMで会議に参加したいといっていたがZOOMなら録画した物をあとで家で観たらいいようにも思うのだが。
そもそも睡眠導入剤サイレースに慣れていない人が11時からやる検査の後13時にちゃんと起きていられることは少ないと思われる。リカバリー剤を点滴してもである。1回もやったことがなければ17時くらいまで眠いと思われる。
60歳を過ぎても知らないことはいっぱいあるのだ。
 
なにかご自身が社内で重要人物であるかのような作り話を看護師にしているように聞こえてならなかった。大体こういう人は下っぱだ(自分もそうであるが)重要な仕事とはどのような仕事なのだろうか。
だまって会社の誰かに今日は帰れないとメールすればよいではないのか?
 
本当に重要人物なら、そうとは、看護師にはきづかれまい。
 
 
 
 
 
「波紋」
これはビスタサイズ。WOWOWで録画。
劇場でみときゃよかったと思った。
結構自分には面白い。
 
 
 
この監督の作品、「川っぺりムコリッタ」が自分的には今一つだったが、こっちは結構好き。
理由は内容がストレートだからである。
 
笑えるし、自分と照らし合わせてしまうなあ。
波紋のタイトルの真意や枯山水の意味がちょっと理解できない部分もあったが。
 
監督は新興宗教はもちろん、ガンに関しての保険外の医療も信じないということは「おそらく」はっきりしていて
耳が聞こえない障がい者については強烈なセリフを言わせる演出がまたいいなあ。
(このシーンが最もドキッとする。文京区の湯島天神の階段で撮影したっぽいがほぼ毎日
車で通る場所であるが一度もお参りしたことがない。地下駐車場があるが、車が簡単にとめられないから)
 
 
●旦那の親の介護を他人である嫁がずっとやる。(映画の旦那は、洗濯もなにもしない人。こうなると嫁が可哀想だなあ。)
●身体障がい者について健常者はどう思ったり、考えているか。
●誰もが皆、他人と自分を比較して生きていることについて
(他人と自分、どちらが上か下か。という2分類しかない極端な人ではなくても、上には上が下には下があるんだろうからねえ。しかしながら上と下の境目の定義はそれぞれ違うからこれは難しいなあ。)
●医療のなかのビジネス(抗がん剤のほかに保険外治療で最先端医療という名の450万かかるのがでてくる。ここまでは無いと思うけれど。)
●新興宗教とビジネス(高額な水を売る。そのなかでもさらに高価な水を購入できる人は信者でも限られているという出鱈目なルールが出てくる。また団体はホームレス支援もしているという設定であったが水は1年前に賞味期限切れの延命水の売れ残り在庫である。末期がんの人に特別な水を飲ませればガンに効くのでは?と言われ主人公は目が覚める。もし飲料水でがんが消えたら大変だ。細胞の病気に口から水なんて飲んだってなあ。)
●動物が好きか嫌いか(この映画では猫と亀。関係性がわからず。)
●老害はどのように対処すべきか?(怖い老人はそうする理由がいちいちあるのではないかと)
●職業がらみの私生活に大きな差がある人について(保険やさんが保険に入っていないとか、戸建て住宅やが借家の安マンションに住んでるとか、外車ディーラーの販売員が車もっていないとか、そういう事。映画では清掃員の家がごみ溜めであった)
などまだ一杯出てくる。
 
この方、63にしては肌が綺麗だよなあ。あまり気にしていなかったが「夜明けまでバス停で」にも出ていたように思う。(夜明け前の 結末にはややがっかり。あーするしかなかったのかもだが。)
 
ムロツヨシ(左)がホームレス役でちょっとだけ出る。ムコリッタに出ているからだろう。
 
右は主人公の夫役 光石研
ガン患者の役。
 
あと、新興宗教の歌と踊り🎵一滴のみず~
と言うのはなかなか上手く作ったものだ。信者役の平岩 紙さん(顔をみればわかる人多いはず)、この人を入れるとリアリティが増すなあ。
江口のり子も信者役で出てるが、平岩さんの影にやや隠れる。
 
ラストシーンはまー、いいと言う人もいるんだろうが、突然映画的になるので自分はいまいちと思った。全体的には結構面白い映画であった。