1983年11月19日読売夕刊

1984年に向けてのお正月映画(東宝洋画系)の広告で

キャノンボール2は12/17~

ウィンターローズは12/10~(この1週間のずれはよほど考えてのことだろう)

自分のご当地横須賀ではこの2本立てであり横須賀劇場で鑑賞したが

12/17公開だったのか1週間遅れだったのかは覚えていない。

 

キャノンボール2をもちろん目当てに行ったが1があまりにもしょうもない内容だったので

2も同じようなものだろうとは思っていたが2のほうがずっと面白かった。

本作は監督や出演者の多くが米国人であるが主役(のような)

はジャッキーチェン(2人とも香港人)で日本人を演じている=1作目も同じだが車がスバルレオーネから

三菱スタリオンターボへと変わっている。大変大がかりなゴールデンハーベストの香港映画である。

 

「スクランブル」「メガフォース」なども同様である。東洋人はほぼ出てこない香港製映画であるからやはり輸出

をメインに作られているものなのか。

 

2は日比谷映画ではなくもう少し大きい有楽座での公開だったらしい。

 

 

この映画を皮切りに三菱自動車とジャッキーの関係が始まったのだろうが

富士工業は当時スバルレガシーはまだ出ておらずこのころやっとアルシオーネ(1800cc)がでたころだろうか。

 

まだスバルは(今は結構かっこいいけれど)車のデザインセンスでは三菱には到底勝てずギャランシグマ(1600cc~2000CC)、ギャランラムダ(2ドア)のシャシーにロングノーズのスポーツタイプの

ボディを載せた三菱スタリオンの未来的デザインには度肝を抜かれた時代だった。シグマの大ヒットがあったからこのような車を作ることは容易だったのだろう。

これにジャッキーが乗って走って全国公開してくれるのだから三菱だって1台くらいプレゼントで出せるわな。

この映画を見てスタリオンを買ってしまったのはミー坊もそうである。形はかっこいいがいかんせん車が重すぎる。

ギャランシグマのほうがなぜかうんと運転しやすい車だったなあ。

 

●ウィンターローズはジーンハックマンとETのヘンリートーマスの白血病で少年が・・・という

よくある映画だった。全く内容は覚えていないがキャノンボール2は2回見ているのでおそらくウィンターローズも

2回見てるはずだ(ウィンターローズから先に始まるから)