1977年12月2日毎日夕刊

 

まずは左の「風に向かって走れ」だがかなり見た人が少ないと思われる1977年にはもう珍しい西部劇でクリフ・ポッツ(サイレントランニングにでてる1人)がネイティブアメリカン(実際にも)でポッツの私生活でも恋人であるというインディアンの娘ゾーチルの出る映画で

たしかハリーディーンスタントン率いる悪の集団に最後ポッツは無残にも撃ち殺されるという悲しい70年代っぽい映画だった。

 

パンフの表紙は中と同じ薄い紙で(大体表紙だけ厚い紙なんだけど。紙代なんてたかが知れているのにときどき松竹系列だとこういうものがあった)2回見たのも間違いない。

 

この松竹富士映画共同配給のアメリカ映画だが自分は横須賀東映パラスでなにか話題作と2本立てで見たのだがどうにも思い出せない。そっちを観に行ったことは間違いない。

記憶をたどって怪しいものが2本ある。

①スーパーウェポン(兵器のドキュメンタリー)

②ドクターモローの島

 

おそらく②だったような気がするんだが。

どうしても見たいという映画だとやっぱりドクターモローだよなあ。

兎に角、すいていたことはよく覚えていて前の方の席でみたことも覚えている。45年も前の事をよく覚えているもんだなあ。

 

 

 

右に移るとなんどもリバイバルされていた「十戒」(チャールトンヘストンのもの)これもまた横須賀東映パラスで1週間だけ1978年に入ってから上映されたんで行った。(それが初めての十戒だった)パンフフもポスターまでも購入。

 

この流れからするとドクターモローの翌週の映画だったような気もしてきた。

数年前に新文芸坐で35mmフィルムでかかった時も行ったが

この映画、有名な海が割れるシーンよりも山の上でモーゼが持っている石板に戒=ザ・テン・コマンドメンツが雷とともに書き込まれる描写のほうがずっと好きで1フレーズづつナレーションというか神の声がはいるのだった。