1974年2月9日読売夕刊

 

 

幾度となくTVでみているこの映画だが劇場のスクリーンで見たことはいまだないのだが、

「激突!殺人拳」ロードショーは成人映画との2本立てだったようだ。

併映は「さ無頼(さむらい)」=時代劇=見ていない=という映画で成人映画とある。

 

ブルースリーの影響で空手映画が小学生にも大ブームだった時代だからこれを劇場で見た

小中学生は多くいたはずだが、この場合は「さ無頼(さむらい)」が始まったら子供は出されてしまうのだろうか?

いやあそんなことはないだろう。2本たて分の入場料を払って皆はいっているわけで。しかもこの当時は

面白ければ同じ映画を2回見るという人はざらにいた。このばあいなら普通は殺人拳を2回と「さ無頼(さむらい)」

を1回の合計3回を鑑賞するのだ。今のようにパソコンなどがない分、その日は映画に集中していたはずなのでやはり金を払ってわざわざみにきているのだから元を取るという人も多かったはず。

 

想像だがこの場合親や年が上の兄弟が一緒なら入れてしまっていたのではとおもう。

こういう2本立てではどうしようもないうえ、なんていっても上映していたの多くが東映の

直営館であったわけだ。