Pierre Paul Jalbert

 

Obituary Condolences Gallery

うちらの世代以上だと多くの洋画ファンが知っている

この俳優さん

 

 

 

ピエール・ジャルベール=Pierre Paul Jalbert(フランス語よみだと最後のTは無音だからルになる)が

2014年1月22日に89歳でロサンゼルスで亡くなっていたと

最近アメリカのCNNのお悔やみ記事で知る。

 

2月にアカデミー賞の授賞式でこの1年で亡くなった映画関係者が出るんだが日本では報道されない人も一杯いるのでやる前に調べてるんだ)TV俳優は出ないのでわからなかったんだ。

 

 

最後にスクリーンで見たのがフランス人パイロット役でのエアポート80/コンコルドで

アランドロン、デビッド ワーナーとこのジャルベールが3人でコンコルドを操縦していてフランス語で話していた。ワーナーはともかくアランドロンとの共演はすごいなあ。



 

 
彼はカナダ人俳優で英語とフランス語のバイリンガル(実際に)だから両親のどちらかがフランス系
なんだろう。
 
この人がまたコンバットのなかでかっこいいんだよな。
 
吹き替えは後のルパン三世の山田康夫さんがやってて、これがまたピッタリなんだよな。
 
舞台がフランスでフランス語がわかるのはこのケイジ(ケリー)だけ。役名は
ポール ルメーなんだが、みんなにはケイジャン(ルイジアナ出身でフランス語と英語を話す移民のこと)の略でケイジと呼ばれている。
 
サンダース軍曹やヘンリー少尉が時々フランス人のレジスタンスなどと話すときにケリーに通訳を頼むので普通の歩兵にしておくのは勿体ない(撃たれて死んじゃうと通訳がいなくなるので)
 
ビック・モローの監督作品でこのケイジがフランス人少女の父親を撃ち殺してしまい、少女
と一緒にボートに乗ったり、戦争をしなくなっちゃうという回があったり、最終回カラー版ではモローとこのジャルベールが2人芝居をするんだった。
 
 
 
 手前はサンダース軍曹役のビックモロー
 
こういう風にひげを生やしているときもあって、
昔、横須賀で知り合いだったおいらがアンコー チャッキー(uncle Chucky=本名はチャールズ)
と呼んでいた白人のおっさんは海軍なんだけれどもベトナム戦争で陸上で闘っていたらしく
その時にひげズラだったらみんなにCAJE(ケイジ)と呼ばれていたそうな。
 
このジャルベールという方は日本とも少し繋がりがあって、テレビのミニシリーズ将軍の撮影時に島田陽子にロサンゼルスで英語を教えていたというのである。(おそらく来日経験はないのでは?)
 
 
ピエール・ジャルベールへのインタビュー映像
 
 
話がケリーからややそれるがこの動画の中で
ビリー・ネルソン役のトム ロウウェルがヴィックモローに
「スターってどんな気分ですか?」とあほな質問をしたらビックがこう答えたというインタビューが
見れる。
I am not a star.I am a comet.
「自分はスター(星)ではなくて流れ星なんだよ」と。こういうのはすごく英語的な表現だなあ。
つまりいま輝いているだけの人だと。
そういったというんだ。
 
これは自分が中学生のころにTV画面を映したアメリカのTVでタイトルは不明。
 
ミー坊はコンバットの大ファンなのでこういう写真も撮っておいたんだ。
コンバットに出ている俳優やゲストスターなんかもね。
 
ケリー(兵隊の服)以外の役では滅多に見ないからこういう普通の服や悪役
も珍しい写真。おそらくハワイ5-0とかその類。
 
 
 
 
以下はアメリカのおくやみ(オビチュアリー)記事です。
 
 
Pierre Paul Jalbert Obituary
 
January 9, 1925 - January 22, 2014 Pierre Jalbert, Captain of the 1948 Canadian Olympic Ski Team, actor, film editor and ADR specialist, passed away at age 89 in Los Angeles on January 22nd, following complications from a recent heart attack. A native of Quebec City, he moved to Los Angeles in 1952, and became a film and dialogue editor at Universal and MGM. Credits include Blackboard Jungle, Bad Day at Black Rock, Ben Hur, Mutiny on the Bounty, An American in Paris, Tea and Sympathy, Something of Value. In 1961, the agent of Pierre's wife Joy recommended he audition for the role of a French-speaking WWII GI in the TV drama, "Combat!" Pierre played the role of "Caje" from 1962-1967. He was also featured in The Richard Petty Story, Ski Bum, Ski Lift to Death and Airport '79. Pierre then returned to the cutting room and ADR booth at Paramount, and worked on Concorde, Bloodline, Grease, The Godfather (including the famous baptism intercut sequence at the end of the movie), and the miniseries Shogun - where he was nominated for an Emmy for sound editing. Pierre excelled in home remodeling, masonry, and artistic crafts, and enjoyed French history, Eastern philosophy, fine wine and good conversation. Pierre is survived by his loving wife of 53 years, former actress and ballerina Joy Lee. Memorial service details are pending.
 
Published in the Los Angeles Times from Jan. 26 to Jan. 27, 2014