キングコング(ギラーミン版)

この巨大な映画というフレーズがぴったりだ。映画が大きいわけではないんだが。

 

銀座は有楽座、テアトル東京、丸の内東宝とどこでみたらいいかまた迷うねえ。

有楽座がいっぱいになるから丸の内東宝(同じ会社=東宝の直営館)でもかけて、入りきれない場合に丸の内

東宝なら35分遅れの上映で見れますよと案内してたんだとおもう。歩いて5分ほどの距離。

テアトルは東京テアトルだから全く別の会社だから案内しない。映画マニアならやっぱりテアトル東京で見たいと思うだろうな。

 

新宿は3館上映。やっぱり銀座よりも人が多い。

 

渋谷では渋谷東宝(現在のTOHO渋谷の場所にあった)とその地下の渋谷文化(このころはすでに2番館だったがこのキングコングだけはロードショー)

での2館上映。これも同じく多くの人が渋谷東宝で観たいが入りきれない客は小さいスクリーンの文化に回すわけだ。

やはり大型スクリーンと小型では大型の方が迫力もあって、いいに決まっているのだ。

 

 

こういうのがいちばんいやだったなあ。

ニュー東宝シネマ1と2もこれをやってて、1に入れない客を2に誘導するが半分の大きさもないからね。

会社終ってからシネマ1で「稲村ジェーン」をみにいったら満席で時間ずらして上映の地下の2に回され

はいるも2もほぼ満席

で3人で行ったが全員バラバラで座ってみた記憶あり。

 

 

 

このキングコングはなぜか35mm作品である。やっぱり70mmとかにすると

映像が細かいから、

リックベイカーがやっていたメークがばれないようにかなあ。

 

横浜は横浜東宝と相鉄映画のダブル東宝洋画系大劇場での公開だった。

 

この作品5年くらいまえだったかフィルミセンターでかかった時に観たのが最後でなぜかDVDも発売されず

ブルーレイで購入。

 

とにかくすごい映画だったし公開前のテレビ特番もたくさんやっていた。

自分は大蛇対コングのシーンが最も好きだ。

東宝の怪獣物もいいがハリウッドでなくては撮れないまさに映画の中の映画というシーンだと思う。

何とも言えない色と動き。(もちろんコングはリックベイカーがメイクでやってるが見てる時はロボットコングかと思ってみていた)

 

原住民のシーンはやっぱり東宝のキングコング対ゴジラを元に考えたのかなとも思う。

なかなかコングをみせないのがいい。猿の惑星のラストシーンみたいに、出し惜しみする。

 

自分は横須賀劇場(350席)でがんばれベアーズと2本立てで満席の中で観て、おそらくこの映画がちゃんと洋画を

理解してみた最初の1本だったと思う。ニューヨークって広いんだなあと思ったりもした。

主役のジェフ・ブリッジスが船~地下鉄~自転車と乗り継いでいく。

 

ベアーズについてはここでは書かない。

 

青森にもミラノ座という劇場があったんだねえ。いまは復活した秋田のオナリ座も健在だったんだな。