1973年4月20日朝日夕刊

大映が倒産した後の座頭市シリーズは

新・座頭市という名前になり東宝(邦画系)にての公開になって、

この作品がシリーズ事実上の最終話になる。

 

 

 

このあとの勝 座頭市は松竹系で公開された座頭市がある。

これで最後になった。(なぜこの作品が東宝系ではなかったのかは不明だが

かなりいい作品であるが、撮影中に人が真剣により亡くなったりして、実際に映画は

人が入ったのかはよく解らない。敵は緒方拳

樽の転がるシーンは座頭市鉄火旅の完全なる焼き直しで面白かったがやはり鉄火旅

の方が映画っぽかったなあ。いろいろ細かく変えてあったり首がでたりとあったけどさすがの勝

新太郎も(多分鉄火旅のこのシーンが好きだったんだろう)完全なる新しい

アイデアが出なかったぽいねえ。

 

 

 

 

笠間(茨城県)は市の生まれ故郷でここにかえるというお話。

これがまたなかなかいい話なんだ。敵は岡田英二(幼馴染)

で最後は昔のよしみで、いっちゃん!と呼ぶんだが、

(本当は極悪)・・・。

 

この座頭市のシリーズは基本シネマスコープ(大映スコープ)

で見るものだからTVで小学生の頃見てたけど、あれは

トリミング版なので本来の良さは出てこない。

 

実際の撮影も

笠間で勝新太郎のサイン入りの石が笠間のつつじ公園内に

あるらしいが2回いったが見つからん。

 

なぜ市の故郷を笠間にしたのかはわからない。

 

 

 

 

●右の天地真理主演の「愛ってなんだろ」は見たことがないがシネパトス

閉館前のイベント上映があった作品。

 

森田健作や佐藤蛾次郎など松竹の俳優が周りを固めていたようだ。

 

協力が第一製パンとあるからきっとパン屋かパン工場の話なのかなあ。

天地真理もこのころは綺麗だったねえ。

 

その下の

同棲時代 今日子と次郎は

由美かおると仲 雅美のほうで、「としごろ」もかなりのヒット映画である。

 

おいらは松竹と言ったら中村雅俊と壇ふみ(慶応大学コンビ)の「ふれあい」が超お気に入りで本当に

何度も観たなあ。