このいずれの作品も観ていない人はハンターよりもフライングハイはつまらない
と思うかもしれないが、実際にはいいとこ勝負である。
ハンターはゲッタウェイのようにすごく面白いというわけではないからだ。
いまみるとまーつまらない普通の脚本ではある。
浅草にあった3番館の東京クラブがなぜかこのフライングハイだけ
ロードショーになってビックリした記憶あり。
おいらはこのへんの作品と「リトルダーリング」とがごっちゃ混ぜになっていたようだ。
この2本はおいらが高校1年の12月に公開されて「ハンター」は渋谷パンテオンで1日で4回見た。
フライングハイも地下の東急レックスでやっていたがこちらは横須賀東映パラスで上の2本立てで2回観た。
たぶんハンターももう2回観たと思う。(都合6回観たってことになるな)
ハンターは電車のパンタグラフにマックイーンがつかまっているシーンが後ろ向きで吹き替え
だというのとかも何度も観てると解ってしまう。
小高い丘でマックイーンの近くに爆弾が着弾してマックイーンがジャンプして
「ホーリィ シェット=うわ、ヤバい=なんてこったあ」というシーンも遠くから撮影していて確実に吹き替えである。
あとハンターはほぼセリフも覚えてしまっていた。
最後に出てくる最強の敵=M16をもって顔に墨でペイントしたベトナム帰還兵のような人物であったが、
この人物の話す英語を書きとるのが精いっぱいだった記憶あり。
友達とパンテオン地下にあった、東急ストアで朝1日分の食糧(パンとかコーラなど)を買いこんで4回目をみたが、
始まる前に4回目はもう帰ろうよと言われた。悪いことをした。(そこまで面白い映画ではない)
トム・ホーンがこれより前の公開だったかどうかは忘れてしまったが、ハンターのほうがずっとかっこよかった。
1980年11月7日にマックイーンが肺がんで亡くなったから(アメリカでは8月公開でまだ生きていた)すごく話題にはなって
リーのジーンズに米軍のモスグリーンのフライトジャケットとその内ポケットに隠し持つコルトガバメントのスタイルがオーソドックス
だったからである。
マックイーンが50歳を過ぎて子供が生まれるシーンがあるが、
そりゃねえだろうよと当時はおもったが今ならに日本でもマーありだわな。
●フライングハイ(=基本的にはエアポートシリーズのパロディで飛行機が墜落してしまうのを阻止するお話)
にはTVのスターが多数出ていてアンタッチャブルのロバート・スタックやスパイ大作戦のピーター・グレーブスなどそうそうたるメンバー
が出ていて本当に笑い転げたものだった。とくになぜか軍服で乗っている
日本兵が隣の乗客があまりにうるさいので軍刀で自決するシーンはわれわれ日本人にはね。
あと操縦士には元プロバスケットボールプレイヤーの
黒人のカリームアブドルジャバー(死亡遊戯の黒人)も出ている。
フライングハイ2にはTV アダム12のケント・マッコードまでもが出ている。