1976年8月14日の朝日夕刊。
いまの時代ならお盆休みの真最中で映画館へGOというかんじではないだろうけれど。
真ん中は大ヒットB級作品 「グリズリー」内容は大した事は無いんだが好きな1本で
熊自体も実物を遠くから撮った映像などを作り物と重ねていて、主役がまたクリストファー・ジョージ
とリチャード・ジャッケルという1960年代の西部劇と戦争映画の常連俳優2人だ。C・ジョージは奥さんはリンダ・デイ・ジョージ
といってスパイ大作戦のシーズン7のレギュラーメンバーだった人、ジョージ自身は砂漠のネズミ「ラット・パトロール」という
30分の戦争TVシリーズの主役をやっていた人というのはおいらたちの世代では知らない人の方が少ない。
最後は対戦車用の小型バズーカでジョージが発射してハイイログマは木端微塵に。ジャッケルは熊にやられて死ぬ。
今考えるとダーティーハリー3はハリーは警察官だからまー軍事用のバズーカを入手できても不思議はないけど、
グリズリーのジョージはどうやって、米軍の武器を手に入れたんだろうか?
14日からは丸の内東宝で公開とあるがその前はもっと大きい劇場でかかっていたんだろうかね?
調べるとまず7/3~日比谷映画で公開して8/14~はこの丸の内東宝にムーブオーバーしてくるほどヒット作だったらしい。
横浜東宝会館は1ヶ月以上も地下の名画で続映とある。
これはネットで見つけたチラシの裏側で
新潟県三条市にあったであろう三条プラザという映画館でもやったらしく、
東京・新潟 「同時」ロードショーという印刷文字があるが東京は7/3ロードショー
であるからして、2週間遅れであるが、まーこのころはこれを同時といってもいいくらいもっと
遅い公開であったのだろうと思われる。
同時上映は「地底王国」で大分お得だな。
エマニエル夫人はなんと華麗なるギャッツビーと2本立てで豪華だなあ。
みぎの「ロビントマリアン」はショーン・コネリーがロビンフッド役の映画で、家に録画したブルーレイもあるが全部見たことは無くて、
あまり好きじゃないのかも。
左は有楽シネマでは「小さな恋のメロディ」が1本立てでリバイバル。これはこのころなら客が入っただろうと思われる。
その下は「ベンジー」の1作目でこの次は「ベンジーの愛」でまだつぎもあった。
TVCMのナレーションは犬好きの小森のおばちゃまがやっていた。これもまた日本では大ヒットしたねえ。