何気ない日常の中で気付けなかったことに、数ヶ月、あるいは数年たってから、気づくことがあります。
今年は辰年ということで、龍神様を祀っている神社の特集を度々目にします。
たまたま、静岡県沼津市の大瀬神社が取り上げられているのが、目につきました。
大瀬って、10年ほど前までスキューバダイビングでよく通っていた、大瀬崎とよく似た地名だな、と、思って地図を調べてみると、ダイビングスポットのその先に大瀬神社が鎮座されているではありませんか。
この大瀬崎という場所は、とても不思議な場所なのです。
深い駿河湾に面していますが、三方が陸に囲まれた入江なので、海況がとても穏やかで、天気にかなり左右される伊豆ダイビングの数あるスポットの中で珍しく、よほどの台風でない限り穏やかな海に潜れるスポットなのです。
そして、河川の水が入りこまないため、とても海の透明度が高く、見られる魚も、マクロはとても充実、外海側にでるとワイドも楽しめるという万能スポットなのです。
そういうわけで、伊豆でダイビングを予定していて、当日の海況が悪いと大瀬崎行きになることが多かったので、若干馴れ合いになっていた大瀬崎ではありました(今考えると失礼な話です)。
そして、大瀬崎からは、晴れていると駿河湾ごしに富士山が見えるので、とても気が良いのです。
はて、この神社、参拝したことがあったかな、、、と記憶をたぐらせると、確かに一度、スキューバダイビングの休憩時間中にお散歩していた際に、神社の境内に入ってしまい、「スウェットスーツで本当に失礼します」と頭を下げたことをうっすら思い出しました。
あらためて、大瀬崎の成り立ちに関する伝承や、大瀬神社の不思議を見ていて、驚きがありました。
湾ということで、いつもとても守られながら安心してダイビングしている感覚はあったのですが、龍神様の懐でダイビングさせて頂いていたとは、驚きでした。
古い写真ですが、大瀬崎で潜った際に撮った写真を掲載してみます。
改めて、海の生物たちの多様性に気づかされました。









