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 この車両は中国バスが保有するヒュンダイ・ユニバースです。
 広島・福山~町田・横浜間の「メイプルハーバー」に使われている車両で広島営業所に所属しているようです。そのためナンバーは広島ナンバーとなっています。車体には「メイプルハーバーⅡ」とありますがこちらは車両の愛称になるようです。中国バスはいわさきグループと並んでユニバースを入れていますね。


 今年導入された車両でポスト新長期規制適合車ですが国産車が軒並みより上位のQRG-規制なのに対してやはり輸入車の限界かマイナーチェンジ後のLDG-規制となっています。ポスト新長期規制を通すためやはり国産車同様尿素SCRを使用しているようです。
 国産車ほど仕様変更に柔軟ではないのか基本的に従来から入っていた昼行用の車両と見た目はほぼ同じとなっています。昼行便には使われませんが2~5番窓が開閉可能になっています。窓の色はスモークとなっています。クーラーはクーラーカバーが装着されADG-規制の頃と比べると洗練されました。トランクも一番前もトランクとなり3スパンに改良されています。

 方向幕はLED式です。前面のものはADG-の頃は設置するスペースがありませんでしたがヒュンダイが日本に合わせるためかマイナーチェンジで設置スペースを設けてきました。後ろのものは国産車とトイレの位置が逆なので位置も逆になっています。側面のものは一部のバス会社のように窓の内側に設置しています。
 塗装は従来の中国バスの標準カラーをアレンジしたもので車輌名を大きく書いた専用塗装となっています。星の絵柄は窓の部分にも散りばめられています。



 車内は以前「メイプルハーバー」にユニバースを投入した時は4列シートでしたがこの車両は3列独立シートになっています。ヒュンダイの方では3列独立シートの設定が無いようで国産のシートを搭載したようですね。モケットはあまり見かけないデザインで列ごとに違うようです。また、調べてみると相方ともデザインが異なるようです。シートベルトは最前列だけではなくすべての座席が3点式を装備しているようです。
 各列にはプライベートカーテンが新設されています。プライベートカーテンは通路と座席を区切り3列とも設置されています。ユニバースでは西工のように中央列天井に読書灯を取り付けられないため各座席の肩の部分に取り付けているようです。
 室内照明はLED式のようで下の写真のように通路以外にも窓側座席には荷棚下にLEDチューブライトが設置されています。LEDなのを活かして写真のようなオレンジ以外にも青なども可能なようです。


 トイレは車両後部にあります。やはりユニバースでは国産車のように中央床下にトイレを設置することは難しかったようです。架装メーカーにもよるのでしょうがトイレは国産車とは反対側の非公式側に設置されています。トイレの向かい側にはパウダールームがあります。後部に乗務員仮眠室がある関係でトイレとパウダールームの間は通路になっており両者はアコーディオンカーテンで区切られています。パウダールームはともかくトイレもアコーディオンカーテンというのはどうなんでしょう。

 ビデオサービスは無いため各座席にはマルチステレオはありませんがモバイルコンセントが設置されています。しかし何故か最前部にはかなり大きなテレビが設置されています。また、以前はなかったようですがdocomo Wi-Fiにも対応しているようでステッカーが車体に貼られています。


≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・広島200か18-95
社内番号・・・・・・・・・・G1406
車輌車種・・・・・・・・・・ヒュンダイ
車輌型式・・・・・・・・・・LDG-RD00
車両年式・・・・・・・・・・2014年式

車輌仕様・・・・・・・・・・3列独立シート/後部トイレ
補足事項・・・・・・・・・・
    
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