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 この車両は中国バスが保有しているガーラHDです。
 撮影時は福山・尾道~松江・米子間の「クロスウェイエクスプレス」にて使用されています。以前は「フライングフィッシュ号」と2つの路線に分かれていた路線が統合された路線です。
 その後広島に転属し広島営業所で「メイプルハーバー」の続行などに使用されていましたが、再び福山営業所に転属してきたようです。


 KL-規制の車両で「弥次喜多ライナー」専用車として導入されました。同路線は中国バス単独運行だったのでH0304と2台用意されました。
 「メイプルハーバー」の昼行便だったのでハイデッカーが選択されています。イニシャルコストを抑えるためでしょうか。窓は夜行用の車両同様固定窓となっているのが特徴です。グリーンガラスで色はかなり濃いものとなっています。
 方向幕はLED式で基本的に3面とも1段表示となっています。転用当初はデータが入っていなかったため使用していなかったようですが現在は使用しています。以前の「フライングフィッシュ号」の時と比べると松江と米子の位置が逆転しています。

 塗装は当初この塗装に「弥次喜多ライナー」専用のロゴが大きく入ったものでしたが廃止後剥がされたようです。また、両備グループに入ってから両備グループのロゴが追加され窓の下の赤線が青線に塗り替えられています。また、撮影時は扉の部分に何やら加飾がされています。



 車内は元々がかなり長距離の路線で「メイプルハーバー」にも使うことを想定していたため3列独立シートの座席が並んでいます。座席は蹴り込み式のフットレストにレッグレストも装備したものですが可動式枕は装備していません。
 トイレは後部に装備しているのが「メイプルハーバー」の本務車の違いですがトイレの後ろには乗務員仮眠室を装備しており標準的な車両よりも1列座席が少なくなっています。外から見ると非常口の後ろが乗務員仮眠室になっているためフィルムが貼られています。
 かつてはサービスボックスがトイレのところにあったようですが現在は撤去されているようです。テレビは最前部にブラウン管式を装備していますがマルチステレオを装備していないのでビデオ放送などは考慮していなかったと思われます。運賃表は整理券発行機を装備しているのはそういった装備を使う路線に転用や間合い運用を考慮してでしょうか。

 


≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・福山200か・545
社内番号・・・・・・・・・・I0303
車輌車種・・・・・・・・・・いすゞ自動車/いすゞバス製造
車輌型式・・・・・・・・・・KL-LV781R2
車両年式・・・・・・・・・・2003年式

車輌仕様・・・・・・・・・・3列独立シート/後部トイレ
補足事項・・・・・・・・・・元福山200か・207→広島200か16-27
    
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