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 この車両は松江市営バスが保有しているエアロミディです。
 この車両が導入された年に運行を開始した南北循環線用に導入された車両で計4台導入されました。導入からしばらくは専用車として南北循環線にそれぞれ2台づつ専属で使用されていましたが、その後ノンステップバスの導入に伴い一般路線に転用されています。ただし、ノンステップバスがまだ多くなかったときは優先的に代走をしていました。最近U-MKに廃車が出たようなのでこの車両が廃車になったのかもしれません。


 U-規制のエアロミディで松江市営バスとしては久しぶりの中型車になります。また、久しぶりに大幅に仕様が変更され中扉が引き戸になっています。足回りは板バネですがこれは松江市営バスの標準的な仕様です。窓はU-規制のエアロスターMMより採用されるようになった銀縁2段窓でクーラーは後部置きになっています。戸袋の上あたりにある出っ張りはバスロケーションシステムのアンテナです。

 方向幕は当初幕式で循環線使用時には北循環線は「緑」、南循環線は「オレンジ」地の幕を使用していました。一般路線の幕もほぼ同時期に視認性向上のために青地のものに変更されているため白地の幕は装備したことはありません。側面の方向幕は従来は中扉の前側が標準でしたが戸袋がある関係で中扉の後ろに変更になっています。
 塗装は南北循環線用に新たに設定されたもので一般塗装の上に松江市の花である椿の絵とラインが描かれています。一般路線に転用された現在もそのままです。専用塗装は従来八束町線用に牡丹絵があしらわれた専用塗装がありましたがそれとは異なったものです。最近はラッピングの普及で南北循環線に使われる車両も一般塗装になってしまっています。


 車内は松江市営バスの車両として初めて低床車となりました。これまでの車両が大型9mだったためか都市型低床などは採用されていませんでした。ただ、初期のワンステップということもありワンステップなのは通路の部分だけで座席の部分は1段段差があります。
 座席はエアロスターMMから新たに採用されるようになった青いチェック柄のものですがこの年式が最後の採用になりました。
 ワンマン機器では同じエアロミディでもKC-規制では座席背面にも降車ボタンがありますがこの車両にはありません。降車ボタンはゴールドキング製のDFPH-PLSGと呼ばれるタイプのものを採用しています。このボタンはあまり採用例はないようです。
 運賃箱と運賃表はこの車両から一新され運賃箱は計数機能付きの構成なものになっています。運賃表は均一運賃だったこともありプラ板で固定表示をしていたので次停留場表示が上側に表示するタイプとなっています。整理券発行機はサーマルタイプで現在は降ろされていますが乗り継ぎ券発行機が出口のところに設置されていました。




≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・島根22き17-20
社内番号・・・・・・・・・・
車輌車種・・・・・・・・・・三菱ふそう/MBM
車輌型式・・・・・・・・・・U-MK218J
車両年式・・・・・・・・・・1995年式

車輌仕様・・・・・・・・・・ワンステップ
補足事項・・・・・・・・・・
    
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