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 この車両は中国バスが保有しているエアロバスです。
 通常は貸切として使われていますがこの時は本務車の代走のためか福山・尾道~松江間の「クロスウェイエクスプレス」に使われていました。この当時は松江止まりでしたが現在は同じ福山発着の「フライングフィッシュ号」を吸収して米子まで延長されています。予備車としてはよく使われるのか以前は「フライングフィッシュ号」でも使われていました。


 KC-規制の車両になるようです。騒音規制強化前の車両のためマフラーは左出しとなっています。
 もともとこの車両は両備バスで貸切として使われていた車両のようです。そのためエアロバスでも比較的珍しい行灯レス仕様となっています。
 窓は5番窓のみが固定窓で後はT字窓の薄いグリーンガラスです。ツアー専用車だからといっても既存の車両を改装しただけなので仕様は変わらないようです。
 クーラーは両備バスでは標準的な三菱重工製のサブエンジン式クーラーでホイールも両備バスでは標準的なトピー工業のアルミホイールのエクスモードゴールドタイプです。
 塗装は中国バスの新標準塗装で従来の塗装を簡略化し色を白っぽく変えたものです。ロゴも「Chu Bus」のみとなっています。あくまで貸切車のため方向幕は装備していないため車内に行き先を掲示しています。


 車内は4列シートで縦12列で両ビアス時代は「エアロ57」と呼ばれていた仕様かと思われます。補助席は2列目から9列目までの8列に装備されており定員57名となっています。後ろ2列には補助席を装備していませんがシートピッチの関係もあってサロンシートは装備していません。
 座席はメーカー標準のもので青いモケットに紺色の枕カバーを付けておりこれは両備バス時代からのもののようです。テレビは最前部と中央に装備しておりアンテナを搭載しているため衛星テレビに対応しているものと思われます。


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 「フライングフィッシュ号」運用時のものです。経由地の数が違うので行き先表示の書き方が異っています。
 また、撮影は日ノ丸バスの黒田町車庫ですが「フライングフィッシュ号」は運行支援を日ノ丸バスが行っているのに対して「クロスウェイエクスプレス」は一畑バスが行っているので一畑バス本社で休憩をするなど休憩地が異なっていました。


≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・福山200か・439
社内番号・・・・・・・・・・F1038
車輌車種・・・・・・・・・・三菱ふそう/MBM
車輌型式・・・・・・・・・・KC-MS829P
車両年式・・・・・・・・・・1997年式

車輌仕様・・・・・・・・・・4列シート/トイレ非装備
補足事項・・・・・・・・・・元岡山22か39-90
    
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