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8200形 8201号車 製造:日本車輌



 この車両は熊本市電が保有している路面電車です。熊本市電としては久しぶりの路面電車で初の軽快型路面電車です。1982年に2両製造され現在も活躍中です。この車両は久しぶりの車両で当時は軽快型が流行っていたことから長崎電気軌道の車両同様スクエアな形状としています。方向幕は当初側面も使用していましたが現在は使用を停止しサボを使用しています。サボはかつて紹介した時は「2系統」でしたが現在は「A系統」に改番されています。
 足回りも日本で初めてVVVFを採用しています。当初はGTO素子を採用していました現在はIGBT素子に交換しておりかつてのような励磁音は聞けなくなっています。台車は外側に車輪がむき出しになっている珍しいタイプですね。


 車内は路面電車にしては珍しく転換式クロスシートを採用しています。通路幅を確保するために片方はロングシートでクロスシートも1人がけとなっています。かつて2両編成での運転も計画されていたようでその名残で車内には車掌台は無いもののスイッチ類が残っています。


 元々は下のような標準塗装でしたが現在は上の写真のようにでんでんnimocaのラッピングとなっています。熊本市電はバストは異なりnimocaの規格を取り入れたカードを発行しており当初は相互に利用はできませんでした。