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 この車両は九州産交バスが保有しているキュービックです。
 熊本地区では元京急の車両がブルーリボンキュービック共に増えていますが、この車両は元横浜市営バスの車両になります。

 KC-規制の車両で以前紹介した元京急の車両と比べるとちょっと尺の短いL尺の車両になります。
 メーカー標準仕様のワンステップでこのタイプは京急型に比べると窓のサイズが大きいのが特徴です。また、低床化のためにコンデンサーを屋根の上に置いています。足回りもエアサスになっているため型式がLV3からLV2になっています。
 
 関東から九州への転属の定番で窓の濃色ガラス化が行われています。会社によってはブラインドの設置の場合もありますが京急バスはフィルムを貼っています。方向幕は元々前扉のすぐ後ろにあったため中扉のすぐ前に移設されています。窓枠を入れ替えずに固定窓の部分を方向幕化しています。元京急の車両は元の方向幕周りは1枚ガラスでしたが、元横浜市営バスの車両は小さな引き違い窓が設置されています。


 車内は通路のみノンワンステップからフラットなワンステップとなっています。そのため中扉から後ろには大きめの段差ができています。座席は元京急バスの車両と比べるとちょっとグレードが落ちて普通のローバックシートが並んでいます。京急バスが関東圏では珍しくハイバックシートを採用していたので元関東圏の車両としては標準的な仕様です。
 車内の手すりは元のままで金属むき出しもしくは黒いゴムで覆われています。元京急の車両は京急時代にオレンジ手すり化されていたようですね。


 それにしても熊本県は同じ移籍車でもいわさきと違って大型もワンステップを積極的に導入して低床化に務めていますね。それにしてもなんでいわさきは移籍車でもツーステップを中心に買いあさっているんでしょうね。一番の理由は安いからなんでしょうが。

 
≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・熊本200か・966
社内番号・・・・・・・・・・
車輌車種・・・・・・・・・・いすゞ自動車/いすゞバス製造
車輌型式・・・・・・・・・・KC-LV280L
車両年式・・・・・・・・・・199*年式

車輌仕様・・・・・・・・・・ワンステップ
補足事項・・・・・・・・・・
    
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