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 この車両は亀の井バスが保有しているレインボーRJです。
 別府営業所に所属している車両で別府市を中心に活躍し由布院や安心院にまで乗り入れます。


 KC-規制の車両でその第1号です。この年唯一の日野製の車両で最後の純正車体の中型車です。以後は西工ボディでの増備となっています。メーカー側の標準設定が変わったのかリアフラッシャーがたまご型のバス協タイプから角型に変更になっています。
 リアフラッシャーが角型になった以外は基本的にU-規制の車両とかわりなく西工ボディにもある程度この仕様が引き継がれています。
 車体更新を受けているようで以前は塗装にヒビが入っていましたが新車のごとく蘇っています。19年目の車両ですがまだまだ活躍が見れそうですね。

 方向幕は元々は3枚目のように幕式でしたが最近LED化改造を受けました。純正レインボーのLED化は大分バス、大分交通に続き3例目ですが他の2社とはやや異なっています。大分バスと大分交通は扉間の窓の数が3枚で方向幕の設置にちょうどいいサイズなのに対して亀の井バスは4枚でややサイズが小さいためそのままでは設置できないため2枚を1枚に統合して設置しています。T字窓や逆T字窓の車両ならともかく2段窓の車両でこの改造は珍しいのではないでしょうか。
 元々の幕は最初にLED化された「大分22か20-50」では埋められていましたがこの車両ではコストダウンのためか残置されています。



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 車内はツーステップで亀の井バスの中型車では最後のツーステップ車になります。以後は車いす非対応→車椅子対応のワンステップとなっています。座席はツーステップのため2人がけが主体ですが運転席後ろは1人がけとなっています。モケットは元々は見えにくいですが3枚目の写真でもわかるように同時期の西鉄と同じく銀色に青と赤のラインですが更新を受けたため西鉄の赤バスの最終型と同じ紫色のもケットとなっています。
 ワンマン機器はレシップ製で運賃表は6と9の読み間違え防止の為9がないタイプです。運賃箱は西鉄と同じ快適1号でめじろんnimoca対応の機器が後付されています。手前側にICカードのデータ用と思われる黒い箱が追加されており運転席との仕切り棒が撤去されています。


 方向幕は窓2枚を1枚の固定窓にしているためそのままでは幅が余るため前側にスペーサーを入れています。元の方向幕は機械ごと残置されているため車内側にも出っ張りがあります。降車ボタンは元の方向幕の上側にも設置されており、これはオージー製で運転士の絵柄が入っているのが独特です。



 
≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・大分22か20-11
社内番号・・・・・・・・・・
車輌車種・・・・・・・・・・日野自動車/日野車体
車輌型式・・・・・・・・・・KC-RJ1JJCA
車両年式・・・・・・・・・・1995年式

車輌仕様・・・・・・・・・・ツーステップ
補足事項・・・・・・・・・・
    
関連:亀の井バスの路線バス