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77-1042 所属:西部方面隊第8師団第8施設大隊大隊本部

 この車両は陸上自衛隊の施設科部隊が保有している車両で81式自走架柱橋とよばれるものです。
 戦場において川などを渡る際に橋が無かったり破壊されていた場合に使用する車両です。橋そのものはトラックの荷台に積まれているものでこれを川におろして橋とします。ただし、柱を使う関係で川の深さなどにはある程度の制限があるものと思われます。また、最近の大型化している走行車両には対応できないようです。


 トラックは74式特大型トラックのようで製造時期によってベース車両の改良の関係で差があるようです。74式特大型トラックは代々三菱製の大型トラックをベースとしてます。この車両は特に古い車両のようでザ・グレートよりも古いFシリーズがベースとなっているようでザ・グレートベースと比べると速度表示灯が屋根の上に独立しています。
 民生品ベースですが自衛隊の要求によって改良されておりバンパーが大型化されヘッドライトがバンパーマウントになっています。マウントされているヘッドライトはベースのものを流用しているためか丸目4灯となっています。

 1983年にはFシリーズはザ・グレートへモデルチェンジしているためこの車両は81式自走架柱橋としては初期に導入された個体のようです。恐らくもうすぐ07式機動支援橋へ交代するでしょう。