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 写真のミサイルは2004年に正式採用された04式空対空誘導弾です。
 90式空対空誘導弾(AAM-3)の後継として開発された国産短射程ミサイルでAIM-9Xなどと同世代のミサイルになります。この世代のミサイルの特徴は推力偏向装置を搭載してトリッキーな機動をとれることです。2枚目がノズルの部分でここが推力偏向装置になります。パドル状のもので推力を変更するようになっています。また、オフボアサイト能力が高いためHMDを使って照準することにより真横にいる目標にも発射できます。

 ミサイルの形状はサイドワインダーの発展型のような形状をしていた90式とは異なりカナードは装備していません。形状的には欧州のIRIS-Tに近い形状をしています。弾体中央にあるのはストレーキでミサイルを安定させるのに使います。動翼は2枚目の写真のように尾翼が動翼になっています。

 ちなみにこの弾体は色が白でシーカーにカバーがかかっているので実弾かと思われます。