田舎に帰ってきて、旦那は奏太に会えて嬉しそうだった
でもやっぱり私達は義母のことでケンカを繰り返す。
時間を置いてもなくならないケンカ。
なくなる訳がない。
だって何も変わってないんだから。
帰ってきてから義理兄家族と義母に実家での日々を聞かれた。
「気分転換になって良かったね。」
「少しは落ち着いたやろ?」
「あちらのお母さんも奏太に会えて喜んだやろ?」
どの言葉も受け入れられない。
この人達はどんな気持ちで言っているんだろう。
本当に自分達には少しの落ち度もないと思っているんだろうなと思うと腹が立ってしょうがない。
落ち着くとか、気分転換とか、あなた達が良く言えるよねと思ってしまう。
奏太に会えて実母も喜ぶ?
奏太に中々会えなくさせたのはお前らだろと思ってしまう。
もう嫌だ。
こんな黒くて醜い気持ちを抱えている自分が。
どんな言葉も旦那家族から言われると嫌な言葉にしか聞こえない。
その言葉の裏を考えてしまう。
上手く対応したいのに、嫌な気持ちが隠しきれない。
私、今笑ってる?
怒ってる?
上手くやれないとまた「頭がおかしい」って言われちゃう。
田舎に帰ってからもそんな風にずっと気を張って、焦って、気持ちが不安定だったな。