コスチュームジュエリー素材について
 

ラクトビーズというのをご存じですか?


牛乳のカゼインより作られていて、ガゼイン樹脂は
ボタンや食器まで作られていたそうです。
ガゼインが発明されたのは、19世紀後半のドイツ。
産業革命の波が押し寄せた19世紀後半から
20世紀初頭にかけて、様々な素材が
発明され、コスチュームジュエリーにも取り入れられて

いきました。

産業革命の中心はイギリスでしたね。
そのころのイギリスは、ビクトリア女王が君臨して
いました。

イギリスは女王の時代に国が繁栄すると
云われているそうですよ。
またファッションリーダーでもあった女王は、
自身の結婚式に純白のウェディングドレスを着たことで
結婚式には純白のドレスを着る流行が世界中に

広まっていきました。

話がそれましたが、
ガゼインビーズはアイボリーの色が象牙のようで
日本人の肌に馴染む色合いです。

コスチュームジュエリーディプロマのレッスン5では
教材はブレスレットで制作し、デミパリュールで
ネックレスをご用意しています。


 

ちなみに、アイボリーとは色を表す以外に

象やイノシシなどの牙や歯を指す言葉でもあります。

象牙はワシントン条約(CITES)により、輸入が禁止されていますが

日本では、正倉院宝物の中に象牙の素材を使った尺があり

江戸時代には根付に用いられ、近年では高級印鑑に用いられたりと、

日本人には馴染みの素材ですが、現代では、ネット販売等で

象牙を使った製品の売買はサイト運営会社により規制されているそうです。

※こちらを参照ください。

 

 

また、象牙を取り扱うには、特別国際種事業者登録が必要です。

 

コスチュームジュエリー以外に、このような事を

知っておくのも大切な事だと思います。