みなさん

こんにちは

NKです。

 

 最近、学校に苦情電話がかかってきたのですが、その内容がA先生とB先生の指導方法が違うのは分かるのだが、定期テストの方針までもが全く違うから評定平均値が不平等だと言うのです。これどういうことかと言えば、極論で言うと、A先生は定期テストのヒントを出してくれるのに、B先生は定期テストのヒントをくれないということです。

 これ、生徒や保護者の立場だとこれは不公平だとえっと思うのですが、教員をしているとあるあるなのです。

というのは、学校の先生って実は同じ科目を教えていても、他の先生の指導方法、定期テストの方針、評定平均値の算出までの細かい部分まで首を突っ込むことができないのです。なぜなら、学校の先生って基本的に一人一人が王国の王みたいになっていて、他の人のことに首を突っ込むことができないことが暗黙の了解になっているからです(もちろん、地域や学校にもよりますので一概には言えませんし、あくまでも私の勤めている学校の例です)。しかも、学校の先生ってコミュニケーション能力が高いかと言えばそうでもなくて、授業の教え方が上手くてもコミュニケーションが下手な人はいます。

 じゃあ、定期テスト6割、平常点4割とかにして決めておけばいいじゃないかと思われる方も多いですし、私も教員になる前はそう思っていました。ところが、同じ授業内容をしていても課題とかの中身が先生によって違うことがあったり、平常点をつけるにも評価の仕方も先生によって甘さが違うので平常点の中身や甘さがそもそも先生によって異なっているのです。

 学校の先生の評価って色々な問題が絡み合っているので難しいなと感じます。