みなさん

こんにちは

NKです。

 

最近、とある中学生に大阪で公立高校と私立高校のどちらに進学したらいいのか迷っているので教えて欲しいということです。

というのは、私自身はこのブログでこれまであまり書いてこなかったのですが、公立だけでなく実は私立高校でも教えたこともあるんです。ただ、この質問が来たときには私はドキッとしました。この中学生にはNKの独断と偏見だけどとお伝えしつつ、こうしたらどうかなという下記の内容をお伝えしました。この中学生はこの話を伝えたあとにっこりしていました。

なので、みなさんにも共有しますが、あくまでもNKの独断と偏見で雑談程度に聞いてもらえればいいと思います。

 

①大阪府公立高校の10校の文理学科に行くことができるなら文理学科がおすすめ

→ あくまでも独断と偏見で書きますが、文理学科にはそれなりにレベルの高い生徒が入学してきています。

加えて、このような高校に配属される先生もそれなりのレベルの先生がやはり配属されている傾向にあり、授業も進学校の授業をしています。たとえ先生に欠員が出てもブランド力ですぐに埋まります。あと、何と言っても私立高校よりも学費が安く、サポートがそもそも結構充実していたり、私学よりも塾に行きたいなら行きやすい環境です。

ただ、こういった学校に入学するときに必須アイテムといっても過言ではないものがあります。それは何かと言えば、英検2級なのです。学校名はあまり書くとまずいので書けないのですが(ネットにそれらしき情報があります)、とある文理科の高校では何と高校入学時に英検2級を8割以上も持っているのです(英検準1級、1級の生徒も実際にはいます)。しかも、このタイプの学校の高校入試は大人顔負けのテストですし、高得点を取るのが難しいのです。

但し、塾の指導か何か分からないのですが、最近、大阪府公立高校の10校の文理学科に高い内申書と卓越した英検で入学してくる生徒がいますが、そういった生徒はこういう学校で英語以外の授業でついていけないなんてことがちらほら起きています。クラス内でも学力差が出てきています。なので、実は英語以外の全体的なバランスもみる必要があります。バランスがよくなければ③のほうが上手くいくことがあります。

 

②私学で特待生がとれるなら、私立の高校の特待生または特進はあり。

→ ただ、そうは言っても大阪府公立高校の文理学科には少し届かないという人には私立高校の特待生をおすすめします。なぜかといえば、最近の私立高校はとにかく大学合格実績を作るために、やはり特待生をとる傾向にあります。しかも、高校によってはHPに特待生の明記がなく、オープンスクールに行かないと分からないパターンもあります。この特待生制度って何がいいのかといえば授業料が安いのはもちろんなんですが、学校が重点を置いているので生徒の勉強のサポートや補習が明らかに手厚いのです。なので、塾が不要だったりします。そして、違法の臭いがするのですが、合格実績を稼ぐために受験料を生徒に支払っている高校もあったりします(たぶん、現在ではほぼないがたまにあるとは聞きます)。こういう学校の特待生になるには入試本番でいい点数をとり、入学してからも成績を維持する必要があります。というのは、学校によっては特待生を1年契約にしている学校もあります。あと、特進は学費を払わないといけないデメリットがありますが、特待生と基本的には内容は同じです。

 

③①と②に当てはまらないならこういう感じの私立高校か公立高校へ

→ これ以外の人はどうすればいいのかと言えば、公立高校をお勧めします。というのは、授業料が安いですし、学校の先生が変でも土日も休みなので、塾に行こうと思えば行けます。または私立高校なら面倒見がよく、少人数制(最大定員35名くらいまで)で指定校推薦の枠が多い高校がお勧めです。

 ただ、進学を目指すなら絶対にやってはいけないことが一つあります。それは何かと言えば、1学年が320人以上で1クラスの生徒数が40人以上のマンモス私立高校に行くことです。これはなぜかと言えば、みなさんの学費が特待生の栄養分になってしまうからです。しかも、こういったマンモス私立高校のは特進以外には全くと言っていいほど興味がありません。なので、何をするのかと言えば、1クラス本来40人定員の教室に生徒を45人以上入れたり、授業の先生も非常勤講師、定年退職後の先生、専任教員でも精神的な病を抱えた先生、指導力に問題(体罰もまがいも含め)のある先生、部活専門の先生が指導にあたっています。あと、経費節約のために夏場にはエアコンの設定温度を特進よりも上げるなんてこともあります。特進以外の教室が夏はめちゃくちゃ暑いなんていうことも普通にあります。学期途中で先生が精神病や過労で一人飛んでしまった結果、代替教員が見つかるまで授業が再開できずに自習みたいなことも起きてしまい、学力低下に直結します。