みなさん

こんにちは

NKです。

 

だいぶ前にこんな記事を書いたのですが、

 

諭吉のための補習はマジでぶっ壊します | みんなの学校の現役副担任!(進路のこと、学校のこと、塾・予備校の実態を正直にお伝えし、みんなの未来を明るくします) (ameblo.jp)

 

最近の私学の進学校では土曜日に学校があることが多いらしいのです。この週休二日制の時代になんで土曜日に学校があるのだろうかという疑問を持ち続けています。ちなみに、私の行っていた高校は何と土曜日に学校がありましたし、今思えば、学習効率が悪いなと思っていましたし、自分で勉強した方がいいのになと思っていました。

そして、ついに私はこの疑問に対して私学の定年退職された管理職の先生に答えを得ることができ、この内容にびっくりしたので書いてみようと思います(ちなみに、この元管理職の先生は驚くべきことに何と土曜日出勤反対派だったのです。)ここに書いているのはあくまでもある学校の場合であり、全ての学校に当てはまるとは思いません。

 

①授業時間を確保できる。

→ これは分かりやすいかもしれませんが、土曜日の授業をすることで授業時間を確保することができます。そして、コロナ休校みたいな長期休校であっても授業時間を確保できるので、教員側からすると安心なんです。ただ、よく考えてみると、そんなことをしなくてもオンラインという素晴らしい技術があるので授業確保もできそうなのに、そこは対面じゃないと授業じゃないという意味不明な論理を学校側が持ってくるらしいです。

 

②土曜日の授業をすることで公立との差別化が図れる

→ 中学生に学校説明会で言うときに、分かりやすいメリットがあります。そして、保護者もこんだけたくさんの授業をしてくれるのだから、進路実現(偏差値の高い大学)ができ、こどもがいないからゆっくりすることもできるし仕事にも行くことができるよねというポジティブな気持ちになります。また、私立高校は補助があったとしても、学費がどうしても高くなる傾向があるので、土曜日授業によって保護者が学費に対してお買い得感を感じるのです。

 

③生徒が大学に受験に落ちた時に説明がつく

→ これはどうかなと思うのですが、土曜日授業をすることによって生徒が受験に落ちたときに、先生が「こちらでもあらゆる努力をさせていただいたのですが(土曜日授業も含む意味)、残念ながら大学受験に不合格になりすいません」という言い訳に使え、保護者も土曜日も授業してくれてたし、一生懸命指導してくれていたから仕方がないというあきらめになるのです。

 

要は、これって生徒本人の成績の向上や学習効率が考えられていない気がするのです。なので、私が「成績の向上や学習効率を考えると土曜日授業って意味ありますか」っと尋ねると、この管理職の先生は「一部の勉強習慣のない生徒にはいいかもしれないが、自分で勉強しないと成績は向上しないし、土曜日授業って生徒も消耗しているからいらないんじゃないかな」と答えてくれました。

 

何のための土曜日授業なのかなと思いました。