先に言います、長いです。

先日は忙しい中、四送会を開いてくださり、ありがとうございました。色紙読んでボロ泣きしました。いい歳してただの泣き虫ですね。

何故か大トリになってしまった長距離4年の山崎です。
皆からはジョニーと呼ばれていますが、どこからどう見ても女です。ハーフでもミドルネームでもありません。

ちなみにジョニーの由来はサザンオールスターズの曲、「波乗りジョニー」から取っています。
4年前に行ったディズニーシーのタートルトークでもし指名されたら、名前ではなく「ジョニー」と名乗ろうとふと血迷ったことを思い浮かんだことから名付けました。


とりあえず皆さんが疑問に思っている(かもしれない)ことを話そうと思います。
それは「なぜ水泳を続けずに陸上を始めたのか」ということです。

ちょうど一年前の就活中、これはめちゃくちゃ聞かれて、他に聞くことないんか?ESや履歴書に書いてあるから読んでくれ??とずっと思っていました。


結論から言うと、「自分から水泳を取ったら何も残らないことへの恐怖」と「新しいことをしたい、そしてどうせやるならなんでもいいから爪痕を残したかった」からです。


1つ目の恐怖は、脅迫観念みたいなものです。
私は、3歳から高校3年の夏までずっと水泳を一途に続けていました。記録が伸び悩んでもがいていた高校生の時くらいから「自分から水泳を取ったら何が残る?」と漠然と考えるようになりました。私の出した答えは「何も残らない」です。

周りからどう思われているかは分かりませんが、自分からしてみれば本当に何もないんです。強いていえば日々ネットサーフィンをするお気楽なツイ廃あたりでしょうか。ネットでも現実でも泳ぐのが好きなんでしょうね。

それはさておき。

何も残らないって非常に怖いなと思いました。10代にして今から空っぽで将来ダメ人間まっしぐらでは???という思考回路にしかなれなかったです。
考え方が0か100の極端人間なので、何も無いならもう生きる意味無いんじゃないかな?とか考えたりしたこともありました。

運動部にい続けた以上、文化部に入るつもりは無く、運動神経が壊滅的で球技もお察しの状態なので、消去法と言うと非常に失礼ですが、そこで選んだのが陸上競技でした。水泳やってる人は肺活量が強いから走れるだろ、という偏見を持たれがちですがまあ間違ってはないですね。少しは体力あるんじゃないでしょうか。

そんなふんわりとした状態で陸上を始めてしまい、昔から続けてきている選手には失礼な事をしたと思っています。

しかし、陸上始めたおかげで、新しい事を始めることに対する恐怖は減ったと思いたいです。
知らない世界に飛び込むのも悪くないなと感じました。
それは部の皆さんが優しくしてくれたおかげと言っても過言ではないでしょう。最後まで見捨てないでくださりありがとうございます。

先日、同期のあるマネージャーと一緒に走ったロードレースでひとまずは競技人生に区切りをつけました。笑顔で締めくくれたので良かったです。

今のところは陸上をやめるか否かで悩んでいる所です。
悩んでいる理由はこのままで終わるのは勿体無いのと、太るのが怖いからということです。せっかく4年間で削った6kgを無に帰すわけにはいかないですからね。
恐怖は無限ループしますね。しかし、今度は自分に何も残らないことは無いと思えているのが救いですね。上手く言葉にできていませんが。

ですが、今度はよほどの事がない限りは走り続けたいと考えているところです。もし来年度以降の試合に現れてしまったら生暖かい目で見てください。




2つ目の「爪痕残したい」は、最初から思っていたわけではなくて、3年生あたりから思い始めたことです。
ちょうど中長距離の女子が最も多かった時期でした。
申し訳程度にチームを引っ張る立場にはいたのですが、いかんせん私が一番足が遅いのは充分自覚していました。
このままでは示しがつかないし、燻ったまま終わりたくないなと思うようになりました。
他と違い、スタートが遅れていた以上、ポピュラーな距離では勝てないと思い、長い距離のトラックレースやマラソンに視野を向けました。
ある意味逃げですが、逃げることが恥であるとは限りません。2016年のあるドラマが教えてくれました。

長距離の女子は男子の予選会や、他パートの関東インカレみたいに一丸になれる目標を見つけにくいので、メニューや目標立てるのは苦労しました。
その分、それなりに自由がきくだろと思った故に長い距離をやる決心ができたのかなと思います。

「他人と同じことをしていては強くなれない」ということを常に心に置き、練習していました。
そうでもしないと一瞬で結果も心も負けてしまいますからね。
そんなこんなでフルを無事に走りきり、3時間26分と決して速くはないですが、学習院記録を叩き出すことができました。

爪痕を残せたかは分からないですが、5000m走った翌日にフルマラソン走って学習院記録を出した人がいたな〜()くらいには覚えていてくれると幸いです。


今まで皆さんには
「水中から陸に上陸したかった(^p^)」
とか適当なこと言ってましたが、当然他にもありました、というお話です。


Twitter大好きであだ名がジョニーでこの時点で既にぶっ飛んだ?人が陸上したいです、とか訳の分からないことを言っていたのにも関わらず快く入部を受け入れてくださった先輩、トンチンカンで頼りにならなかったけどそれでも付いてきてくれた後輩、そして、4年間色々あったけど一緒に苦楽を共に過ごし、助けてくれた同期には感謝しかありません。
他にも支えてくださった多くの人々に感謝です。

最後まで駄文を見ていただき、ありがとうございました。ここまで長くなるとは思わなくて自分でも引いています。ここまで書けるなら卒論もうちょい頑張れって話ですね。
口下手で昨日はうまく話せなかったですが、この場をお借りして書かせていただきます。

今まで本当にありがとうございました。
バイバイ( ´ω`)ノ