3度目の防衛に成功/朴泰一選手、日本タイトルマッチで | ハッセンフェ☆のブログ

3度目の防衛に成功/朴泰一選手、日本タイトルマッチで

3度目の防衛に成功/朴泰一選手、日本タイトルマッチで


大阪朝鮮高級学校出身のプロボクシング日本スーパーフライ級チャンピオン(WBA同級8位)朴泰一選手(28、リングネーム帝里木下、千里馬神戸ジム所属)が3月31日、日本同級1位の指名挑戦者、白石豊土選手(協栄ジム所属)と対戦し、3-0の判定で勝利。3度目の防衛に成功した。


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朴選手は、白石選手の果敢な攻撃に1Rは苦しめられたものの、2Rに得意の左ストレートでダウンを奪った後からは優位に試合を進めた。後半には相手をコーナーに追い込んで連打をたたみかけるなど、完全に試合のペースを握ったまま終了のゴングが鳴った。

3人のジャッジのポイントは、2人が97-92、1人が97-93だった。

試合後朴選手は、「後輩の李健太と3月に一緒にトレーニングし、健太が『全国4冠』を達成したことや、今日多くの同胞と恩師、朝高ボクシング部の先輩、後輩たちの応援が刺激になった。まだまだ技術的に未熟な点はあるが、今後は世界に照準を合わせて一層トレーニングしていきたい」と話した。

一方、白石選手は「ダウンした時に足をひねり、ペースをつかめず残念。(朴泰一選手の)スピードも気迫もすごくて、完敗だった」と語った。

朴泰一選手が防衛したことで、日本のジムに所属する朝高出身プロボクシング日本チャンピオンは2人(1人は金樹延選手)となった。

試合を観戦した在日本朝鮮人ボクシング協会の趙太植副会長は、「リングに上がった時から、泰一選手の気迫、勝利への執着心などすべてが相手を上回っていたように思う。先日の朝高出身同士の日本タイトルマッチに次いでのこの勝利によって、在日同胞ボクシング界がますます活発になるだろう。泰一選手には、6冠をめざす李健太選手や朝大、朝高ボクサーたちの目標になってほしい」と話した。


【在日本朝鮮人ボクシング協会】