景鶴山(けいづるやま)300名山登山回想 215/300
景鶴山(2004m)は群馬・新潟県境に位置している
尾瀬ヶ原では 東に燧ケ岳 西に至仏山が際立って目立つが
北側に位置して 笹や樹林に覆われた山ひっそりとした山である
登山道がなく 笹藪を分け這いずるように登ったので
方言のヘイズル(這いずる)から測量図作成時に景鶴と
漢字をあてたとされる。
その後登山道が開かれたが やがて廃道となった
土地所有者の尾瀬林業(東電関係会社)は
植生保護の観点から入山を認めていない
景鶴山(中央の山 登山ガイドブックから)
景鶴山(与作岳付近から)
◇景鶴山位置図
◇登山コース
尾瀬林業は 植生保護のため登山禁止としているが
実態は、保護植生の露出がない残雪期の登山は黙認されている
心苦しかったが 2010年4月末の残雪期に登山した
鳩待峠から 山ノ鼻 尾瀬ヶ原 与作岳 景鶴山へと 往復した
◇登山概要
▽朝5時過ぎから登山開始 左手に至仏山を見ながら山ノ鼻へ下って行く
▽湿原の付近の樹林帯くに至る
▽川を渡らねばならない橋はどこだ
▽あった 橋を渡り 山ノ鼻の近くまで来た
▽おおっ 木立の間に燧ヶ岳が見えた しばらく山を見ながら進む
▽ただ一人 広い雪原を行くのは不安を感じる
振り返ると至仏山が輝いている
▽前方の燧ケ岳が 大きくなってきた
▽川に行き当たり 橋を探しあて 対岸へ渡る
▽川沿いを歩いて行く 川面に木立が映える
▽道標の頭が見えた 近付くと東電小屋方向の表示がある
進行方向があ確認でき一安心
▽景鶴山が見えてきた 手前の川を渡らねばならないが
▽取り敢えず景鶴山をズームして 正面の雪面を上るのか
いや尾根を上るはずだから 右の尾根かななどと不安を覚える
▽ヨッピ吊橋に出た
積雪の重さを避けるため 踏み板を外してある
▽左に景鶴山から派生する尾根尻が見え
その向こうに至仏山が見える
▽東電小屋を素通りして 尾根に取り付く
▽踏み跡のないところを登って行く
▽樹氷が輝く
▽おおっ鶏鶴山が見えた だがまだ随分先だ
▽振り返ると燧ケ岳が目の高さまで下がってきた
▽ヒノキの大木の中を抜けていく
▽与作岳山頂に出た
▽景鶴山はまだ遠い
▽もうすぐだ
▽山頂近くの岩陰にスノーボーダーがいた
今から斜面を降りると言う 登山なら15分ほどかかりそうだ
あっという間に見えなくなった
▽これを上るのか 滑落したらおしまいだ でも足跡がる
▽一番高いところに着いた 景鶴山の頂だった
▽とにかく疲れた 7時間ちょっと掛ったなぁ
▽山頂の前後の眺望は 東に燧ケ岳
▽西に至仏山
▽間に広がる尾瀬ヶ原
▽西北には平ヶ岳と 眺められ最高
▽時間がない 下山に掛る 斜面は一気に下りるぞ
▽尾根からの最後の眺望 登ってきた足跡を辿り急いで下る
▽東電小屋まで下り 尾瀬ヶ原に出て西へ行く 道標があった
東電小屋と反対の方向に行けば 山ノ鼻方向だと元気が出た
▽山ノ鼻を過ぎ 鳩待峠目指し足を引きずり緩やかに登っていく
やれやれ鳩待峠休憩所に着いた まだ開店してない
▽駐車場に戻る 時刻は18時20分 12時間半の登山だった
朝1台もなかった駐車場に 7,8台の車があった