雪舟・・・涙でねずみを | 「みの」のつぶやき

雪舟・・・涙でねずみを

お寺の小僧さん達、色んなエピソードをも持つ。

何時だったか、国立京都美術館で小雨の中
2時間余並び「雪舟展」をみた。
凄い人で、人も頭ばっかり見てました。
「雪舟」はそれほど人気のある画家だったのです。

それまで、水墨画は、おぼろげな画風がいい
幻想的なものが最高と思い込んでいたが
雪舟の絵は、漲る筆力、強い線の輪郭などに
圧倒された記憶が有る。

「明」に渡り中国の画法を学んだと言うから
その作品が、中国風の水墨画が多かったのである。
が、次第に、日本独自の水墨画を確立し
後の日本画へ影響を与えたと言う。

「秋冬山水図」などは、よく美術書で見かけますが
私が、強い印象を受けたのが、「天橋立図」でした。

さて、彼は、室町時代の禅僧画家で
幼い頃お寺に入り、禅の修行をされている。

その頃の天才画家の片鱗を語る有名なエピソードが
「雪舟のねずみ」と言うお話なのです。

宝福寺(岡山県総社市)に入った小僧の雪舟さん
お経も読まず絵ばかり描いていたので
怒った僧が懲らしめのため、仏殿の柱に縛り付けた。

雪舟は、流した涙が床に落ちたので
足の親指で「ねずみの絵」を書来ました。
僧はその見事さに驚き
雪舟が絵を書くことを、咎めなくなったと言う。

この話、どこかで聞いたのですが、記憶がはっきりしません。
ネットを見ると
昔は(どのくらい昔でしょ)
国語の教科書に載っていたと出ていた。

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