母を愛せない患者さん・・・「屈曲反射(ひっこめ反射)と母娘の葛藤」 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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母を愛せない患者さん・・・「屈曲反射(ひっこめ反射)と母娘の葛藤」(再稿)

「屈曲反射」とは・・・

突然皮膚を刺激すると、無意識的に(反射的に)その刺激源から遠ざかろうとする運動をする事です。☚その典型例は、お湯を沸かしているヤカンなどの熱い物を指で触った時、そのヤカンから指を急激に引っ込める様な、自己防衛的な反射運動です。その「手を引っ込める動作」から「ひっこめ反射」とも呼ばれています。


●「母の事が好きでないのですが、、、」

ある30代のご婦人(Aさん)が心理カウンセリングを希望して来院された事があります。その相談内容はこの屈曲反射についてでした。当然素人の方ですから屈曲反射と云う専門用語はご存じなかったのですが、紛れも無くこの屈曲反射について次の様に悩んでおられました。

 

表面的には仲良さそうに振舞っていますが、本当は実の母の事があまり好きでなく、例えば母の手がチョッとでも自分に触れるとすぐにビクンと反応し、母の手から遠ざかろうとしてしまいます。」

と自己嫌悪しながら、悔やんでおられました。

この反応自体はやはり前述の「屈曲反射」だと思います。でもこの反射自体は異常でも病気でもなく、全く正常な生理現象です。

しかし母以外の他の人との接触ではここまで「ビクン」と反応しないので、やはりお母様に特異的な現象のようです。

私も色々と心理相談には乗りましたが、今回のケースはチョッと珍しい相談内容だと思いました。しかしAさんご本人は相当深刻に悩んでいるようで、なぜその様になるのか、真剣に知りたがっているようでした。


●「父の死と哀しい思いで」

心理分析をしてみました。そこには相当悲しい思い出が潜んでいました。実はこの患者さんが幼稚園の頃にお父様が事故で亡くなられました。その事実は悲しい事です。しかし少し冷たい言い方ですが、その事実自体は世間的にもそれ程珍しいことでもないでしょう。問題はその次にあったようです。

 

色々な事情があったにせよ、お父様を荼毘に付す時、そのボタンを押すことを当時6才のAさんに命じられたのです。「ガチャン」と云う大きな音とともに火がつき、大きな恐怖を感じた、と仰っていました。こんな経験は誰もが出来る事ではありません ! 父の体に火を入れる・・・大きな恐怖-トラウマになったのではないでしょうか・・・

 

Aさんが小さかった頃のご両親の夫婦仲は良くなく、Aさんが夫婦喧嘩の間に入ってケンカを止めていた事もシバシバだったそうです。ですからお父さんが事故で入院している病院で「声を堪えて涙しているお母さん」を見て大変不思議だった、とも仰っていました。

 

お父さんが事故で急逝後、このお母さんの仕事への熱情の増加に伴って、Aさんたちお子様への躾の厳しさも大きく増していったそうです。その後お母さんは子育てをしながらある事業に成功を収めたのですが、Aさんはこんなお母さんを畏敬もし、と同時に恐怖も感じておられたようです。

 

恐怖」 そうでしょう !

恐怖こそ、そこから一番遠ざかりたい衝動-動機-感情でしょう。恐怖を感じている方の「屈曲反射」という反射機能が亢進していても、不思議ではないでしょう。


●母の涙の訳が分かってきた

Aさんとのカウンセリングで、上記の様な昔話がアレコレアレコレと出てくると、Aさんは次第にお母さんの事を考え、そして知る機会が増えてきました。これはとっても良かったと思います。Aさんも30代になり、幼少期には分からなかった事、大人にならないと分からない事、人生の機微、人生の責任の様なものも理解でき、次第にお母さんの「涙」の意味を知ることが出来たようです。そして自分の「屈曲反射」についても、、、
 

母の涙、母の決意、母の覚悟、母の強さ、そして優しさ・・・

Aさんはその後全てを理解しお母さんをお母さんと呼べるようになった、と仰っしゃっていました。


 

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