※ 東洋大学 選手層の薄さ | 受験救命センター 学道舎

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塾生親子はもちろん、当校と僅かでも接点のある人はこのブログにアクセスしないで下さい。16.02.22.22.47

東洋大学の三大駅伝
第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走 3位 6人出走
第50回全日本大学駅伝対校選手権大会 5位 8人出走
第96回東京箱根間往復大学駅伝 10位 10人出走

この結果から素人でも分かることは「選手層の薄さ」です。

出走人数が少ないと1人の選手の比重が高くなります。

つまり、最大の武器である4年生の相澤晃くんの比重が高くなります。

だから、出雲では3位になれました。

しかし、相澤くんと2年生の宮下隼人くん以外は力量がかなり劣ります。

それゆえに、出走する人数が増えれば増えるほど東洋大学の順位は下がる訳です。

今日の箱根の総合順位が10位なのは当然と言えば当然の結果です。

それでも、よくシード権内に入れたと思います。

では、なぜ選手層が薄くなったのでしょうか。

良い高校生ランナーを他の大学に取られてしまった?

違いますよ。

各大学に入学して来る選手に大きな差はありません。

にもかかわらず、どうして東洋大学は凋落傾向になっているのでしょうか。

原因はもちろん複数あるでしょうが、一番の原因は明らか。

佐藤尚コーチの退任です。

東洋大学の職員の定年で退任となったと思われますが、彼の不在が影響しているのは想像に難くありません。

彼自身も東洋大学OBではあるものの、選手ではなくて1年生からマネージャーでした。

その4年間の経験が選手の能力を見極める、伸ばすことに繋がります。

名選手は必ずしも名監督になれないものですが、その逆はたくさんいます。

佐藤コーチの場合は監督も務めましたが、その能力はコーチとスカウトの2つの役割で開花します。

以前の東洋大学は箱根駅伝には単に参加しているだけのような存在でした。

佐藤コーチが監督になっても特に変わることはなかったのです。

転機は2001年と2002年に箱根駅伝に出られなかったことです。

これがきっかけで佐藤コーチは監督を辞めてコーチとスカウトが任務となりました。

ここから彼の能力がエンジン全開となります。

先ずはスカウトとして原石を見つける能力の凄さです。

当時の東洋大学では、高校の陸上界で活躍した選手は来てくれません。

そうである以上は、これから伸びる可能性のある選手を見つけなければなりません。

そうして発掘して来た中の一人が柏原竜二選手です。

彼の活躍は今更ここに書く必要もないでしょう。

彼もまた佐藤コーチに伸ばしてもらった選手の一人なのです。

つまり、佐藤コーチは見つけて来た原石を伸ばす指導力に長けていたのです。

指導の現場ではコーチは実行部隊。

監督は決断力。

繁盛した大店を見て下さい。

店を実際に切り盛りして動かしているのは番頭です。

優秀な番頭のいる店は必ず繁盛します。

店主は何かの決断をする役割です。

決断力の優れた店主と有能な番頭の二人三脚で店は繁盛します。

これは東洋大学も同じです。

現在の酒井俊幸監督は佐藤コーチの監督時代の教え子。

酒井監督の時代となってから、2人の二人三脚で東洋大学の黄金時代を築いて来たと言えるでしょう。

そうなるきっかけは?

佐藤コーチのスカウトと選手指導によって東洋大学の戦力が上向いて来た頃のことです。

部員による不祥事が起きました。

その時の監督が責任をとって辞任。

酒井監督の誕生となりました。

決断者としての酒井監督と実行部隊の佐藤コーチ。

この2本の脚が揃って最強の東洋大学が誕生した訳です。

佐藤コーチから見れば酒井監督は自分の教え子。

しかし、教え子の下で働くことができる謙虚さ、器の大きさが佐藤コーチにあるからこそ、最強の東洋大学を維持できたということです。

おそらくは選手たちからの信頼は絶対的なものだったでしょう。

精神的支柱といっても良いでしょう。

そんな佐藤コーチがいなくなる、それだけでチームの雰囲気は変わってしまいます。

何をしてくれるではなくて、いてくれるだけで選手は持っている以上の力を発揮できるのです。

組織の価値はやはり人です。

佐藤コーチはまさに価値ある人だったのです。

ですから、凄いコーチの後は誰が務めても以前のようにはなりません。

4年生の相澤くんがいなくなれば、新年度の戦力がさらに落ちるのは必至です。

今回の10位を原点として酒井監督以下2人のコーチが力を合わせて新たな東洋大学駅伝チームを作るべきです。

そんな中で前田義弘くん。

190cmの身長が実は長距離には向いていません。

金栗四三は163cm、円谷幸吉も163cm。

君原健二は167cm、瀬古利彦は170cm。

日本の一流選手はみんな背が高くはありません。

外国の超一流マラソンランナーでもアベベが177cm、ショーターは178cm。

他の長距離ではファラーが175cm。

180cm超が当たり前の外国人アスリートの中でも、超一流の長距離ランナーは180cmには届いていません。

だから、過去の事実からすれば前田くんは極めて不利です。

では、不利だから無理?

違いますよ。

長身であるからはコンパスの長さは鍛えようによってはとんでもない武器になります。

今日の走りを見ていても長身であるがゆえに重心がふらついています。

力が余計な方向に逃げています。

今すぐにでも行うべきは体幹トレーニング。

筋トレが大切です。

ただ走っているだけでは強くなれません。

酒井監督が選手個々の意思を尊重するのですから、前田くんは先ずは体幹作り。

ぶれない体を作らない限り、いつまで経っても強くはなれません。

あえて厳しいことを書けば、選手層の薄い今の東洋大学だからこそ、1年生の時から走れたのです。

酒井監督が期待しているからこそ、将来強くなって欲しくて走らせたのです。

さらに厳しいことを書けば、我孫中パターンというものがあります。

中学生の時に全国優勝するようなレベルの選手が、高校や大学はもちろん、社会人でも一切大成しない我孫子中学校の事実です。

これは指導者である我孫子中学校の教員の責任です。

もはや無能と呼ばざるを得ない指導方法と結果です。

それは我孫子中学校では目先のゴールにピークを合わせているからでしょう。

自分の手柄でも欲しいのでしょうか。

指導する者は絶対に目先にピークを設定してはいけません。

自分の都合より選手の都合です。

今回青山学院大学は見事な勝利でした。

ところが、冷静に見ると卒業後に成功している選手が一人もいません。

原監督は駅伝を通じてマラソン選手が育つことを願っていますが、現実は違います。

それに対して、東洋大学は卒業後も活躍している現役の設楽悠太選手と服部勇馬選手はマラソンで日本のトップを争っています。

卒業後もさらに伸びて活躍できる貴重な環境にいるのですから、上述のように先ずは体幹トレーニング。

次に頭です。

陸上も頭の勝負です。

自分の走りを徹底して分析しましょう。

他人に指示されるのではなくて、自分自身で大切なものを見い出しましょう。

そうすれば、必ず強くなれます。

種目は違っても同じ陸上競技のスペシャリストである右代啓祐選手や戸邉直人選手は前田くんにとってきっと参考になります。

我孫子中学校の卒業である、東洋大学附属牛久高校の卒業である、この二つの事実は致命的ですが、自分の成長のために頑張って下さい。

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↓はお母さん方や我孫子中学校の卒業生たちからの反応です。

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佐藤コーチの存在は東洋大学になくてはならない存在だったのだと感じますし、コーチの力量によって選手が育つかどうかも決まるのだと思います。我孫子はそれだけ選手が育たない、育てる力がない街であることがよく分かります。駅伝も頭のスポーツであることをよく理解し、自分の走りを分析して成長するためにどう努力する必要があるかを考えなくてはいけないのだと思います。

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監督やコーチにおいて指導力はもちろんのこと、選手たちの精神的支柱になる存在ということに納得と同意があります。走ることに優れた原石を見つけ自信を磨くことを教えた後、その光を選手自身が磨き続けられるように指導されてきたのが東洋大のお二人の指導者だったのだと思います。
伸び続ける指導を行う指導者に出会えた選手は、自分でも考える力、頭を備えて努力することが必要なのですね。

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佐藤コーチの原石を見つける力やそれを磨きあげる力は素晴らしかったのですね。やはり指導者の力が大きく出るのだと思います。スポーツも頭が必要なため、指導に従うだけでなく自分で考え分析する力を養うことも大切ですね。我孫子で人は育ちませんが、前田君はその後伸ばしてくれる指導者と出会うことができたのだから、我孫子の価値観を捨てて頑張ってほしいです。

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佐藤コーチが如何に素晴らしい人物だったのかが良く分かりますし、今も陸上界で沢山の卒業生がご活躍されているのですからその手腕は凄かったのだと素人の私にも理解できます。精神的支柱を失ってしまった東洋大学が今後どのように変わっていくのか見ていきたいと思います。選手はコーチや監督からの指導だけでなく、自分自身で分析し改善していく時代なのですね。足りない筋力を付けたり大切なものを見い出してステップアップして行く事が重要なのですね。

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佐藤コーチは原石を見つける能力が素晴らしく、あの柏原竜二選手も佐藤コーチが見つけ伸ばした選手だったのですね。先を見て育てることは指導者としてやりがいがあることだと思いますが、誰にでもできることではないと思います。佐藤コーチが辞められたあと、酒井監督がチームを育て強い東洋大学が戻ってくることに期待したいです。そのために前田選手には自分自身の課題を見つめ成長していってほしいです。

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佐藤コーチは東洋大学にとってとても大切な存在だったのですね。謙虚さがあり、器の大きい素晴らしいコーチだったからこそ、選手も素晴らしい結果を出せていたのですね。そのような存在がいなくなってしまった今、どのようになっていくのか見ていきたいと思います。陸上も頭の勝負ですね。どの世界で生きようとも他人に指示されるのではなくて、自分自身で大切なものを見いだせるかどうかで結果が変わってくることを忘れないようにしたいと思います。

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先生はすでに3年前から東洋大について様々な点から検証されていたのですね。佐藤コーチの退任はとても大きかったのですね。そして今回の監督の誤作動。前田選手の体幹は鍛えられていたのでしょうか。頭を使い大切なものを見つけられたのかが気になりますね。
駅伝でなくても自分の頭で考える力は必要ですね。自分で考える力を身につけて欲しいです。

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3年前に既に東洋大学や前田選手について分析されていらしたのですね。前田選手は往路の箱根山を走っていましたが東洋大学は11位に終わりましたね。佐藤コーチの退任が選手層の薄さに繋がっているのですね。卒業後の活躍を見てみると青山学院大学は大成している選手がいないとは気が付きませんでした。前田選手は卒業後も陸上を続けていかれるのでしょうか。大きな身体を武器にするには体幹を鍛える事が必要ですね。頭を使って自分の走りを分析し人の指示ではなく自分自身で大切なものを見出す事が今後の活躍に繋がる鍵となるのですね。頑張って頂きたいですね。

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先生は2020年にはすでに東洋大学の選手層の薄さと前田選手についてコメントされていらしたのですね。原石を見つけ出す目を持つコーチと決断力のある監督、この二人がいて選手は先の将来も活躍できる成長があるのですね。そして自分の特徴を把握してのたゆまぬ訓練と指示待ちではなく自分の大切なものを見出すことはどの世界でも通用することですね。

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