シネコン。 | GAKU!-LOG

シネコン。

あん

すすり泣きが、鳴り響いていたかもしれない。

観に行こう行こうと思っていた映画を観に行った。

以前から関心があって、訪問して勉強しようと思っていた題材。
原作は、僕が中学生の頃 深夜ラジオで“頼れる兄貴分”と
人気のあったドリアン助川さん。

まもなく終わってしまう映画、今日観なくては。
仕事の手を止めた。

静かに流れるストーリー。
河瀬直美監督の創り出すきれいな映像。
雨の平日。昭和を感じる小さな映画館。観客5人。
とっても贅沢な時間。

子供の頃。
映画を観に行くのは宇都宮。
覚えているだけで5軒あった。調べてみると もう一軒あったみたい。
10スクリーンあったのかな。
時は角川映画全盛の時代。知世様の映画は毎回観ていた。
初めて洋画を観たのは、ゴーストバスターズだったと思う。前売り買うと、缶バッチ貰えたんだよなぁ。

今の宇都宮。
2つシネコンがある。
アメリカンスタイルと言うのだろうか?
広~いメインロビーは天井が高く、派手な色使いの内装。ポップコーンが舞っている。
ちょっと暗めの通路を進んでいくとスクリーン。ウキウキする。

ひとつのシネコンで10スクリーン。
だけど、時間によって作品を変える時もあるから15~18作品。
今日のシネコン映画、33作品だった。
が、実際には9作品が重複しているから24作品。

その中に『あん』は含まれない。
公開から1か月過ぎているから仕方ないのかな。
日本を代表する監督の一人が撮って、いい作品なんだけどなぁ。

2つのシネコンは街の中心と郊外で離れている。
歩いて映画を選べる距離ではない。
けれど、栃木は車社会。車移動では苦になる位置関係じゃないと思う。

『きみはいい子』
海外の映画祭で上映され、評価も高いようだ。
上映開始から10日だけど、20スクリーンには含まれない。


せっかく20スクリーンあるんだから、隠れた名作でも、日本の財産と言える昔の大作でも流せばいいのに。


シネコンと被らないラインナップのヒカリ座。
これからも楽しみだ。