今日は情報科学科のMくんのゲーミングPCを組み立てました(写真).液晶モニターやキーボードも含めて一式20~25万円くらいとの希望です.最終的な構成は:

 

CPU AMD Ryzen 7 7800X3D

CPUクーラー DeepCool R-AK400

マザーボード Gigabyte B650 AORUS ELITE AX ICE

メモリ Crucial CP2K16G60C48U5 16GBx2 DDR-6000

SSD WD Black SN770 NVMe WDS100T3X0E

ATX電源 Seasonic FOCUS-GX-650S

ATXケース Fractal Design Pop Air TG

ビデオカード Gigabyte GV-N4070WF3OC-12D

液晶モニター HP OMEN by HP27q

キーボード/マウス Logicool Wireless Combo MK245 NANO

 

となりました.CPUクーラーがAK400だったりビデオカードがWindForceグレードだったりに節約の跡が見えますが,Mくんの希望でCPUを原案のRyzen 7 7700から7800X3Dに変更したことで25万円は超えました.円安のせいでPCパーツが値上がりして困ります.

 

液晶モニターは税込み30,800円の27型WQHD(2560x1440ドット)最高165Hzです.もう数千円だせば4Kのが買えるのですが,主目的がゲームであることからビデオカードGeForce RTX 4070とのバランスを考えWQHDにしました.27型WQHDなら画面のスケーリングも100%のままでいいですし,今更フルHDではさすがに狭くて使いにくいでしょう.FPSが欲しいときにはDLSSを使ってください.

 

写真.Mくんと組み立てたPC.本体は椅子の背なかに隠れています.

 

Windows 11のインストールは春のときと様子が変わりました.Microsoft AzureからWindows 11 Education 日本語版をダウンロードしてUSBメモリをインストールメディアにしたのですが,ユーザーを作るとき所属学校のドメインを含むMicrosoftアカウントでないといけないようなメッセージが出ました.いずれ卒業するしそうじゃない方がいいので試行錯誤した結果,単純に再試行ボタンを押すとローカルアカウントで続行できることがわかりました.分かりにくいことするな.

 

GigabyteのマザーボードはGigabyte Control Centerというアプリで最新のドライバーやユーティリティプログラムが簡単にインストールできます.今回は光るパーツがないのでRGBイルミネーションのソフトは入れませんでした.BIOSアップデートはGCCではできないようで,F30からF31に上げるのはUSBメモリを使ってBIOS画面で普通にやりました.

 

Windowsのインストールを除いてさくさく進んだので10時から始めてお昼にピザを取って15時には終わりました.

 

 

REGZA 55Z870N 届きました.

 

写真1が設置した様子.写真2は下取りしてもらった REGZA 50Z570K です.50型から55型に一回り大きくなり,スピーカーとの隙間がすこし狭くなりました.隙間を取らないと音に影響するのでこのレイアウトだと55型が限界でしょう.65型以上を入れようと思ったらアンプをどこかへ移さねばなりません.設置,配達に来てくれた二人組はとても手際が良く,あっという間に新テレビに交換できました.

 

写真1.55Z870N を設置したところ.

 

写真2.以前の50Z570K の設置状況.

 

さっそく輝度ムラも調べました.写真3が55Z870N,写真4が50Z570Kです.50Z570Kでは四辺の内側が[ ]の字形に暗くムラが目立っていたのが,55Z870Nでははるかに良くなっています.これだけでも買い替えた意味があります.

 

上:写真3.55Z870Nの輝度ムラ,下:写真4 50Z570Kの輝度ムラ.

 

新テレビのOSは何のロゴも出ないのでGoogle TVではなさそうで,LinuxをベースにしたREGZA独自のものではないでしょうか.REGZAとしてはAndroid TVで痛い目に合ったのでやすやすとGoogle TVを採用できないでしょう.

 

唯一残念なのは,テレビが変わったので録画用外付けHDDが再フォーマットされてセクシー田中さんの録画が消えてしまいました.騒動は別としてBlu-Rayディスクは粛々と発売してほしいです.

 

50Z570Kは満額査定45,000ポイントが付いて引き取られていきました.新しいテレビに満足したので楽しみたいと思います.

 

 

身の回りに自分で選んだお気に入りがだんだん増えていくのはいいものですが,時に間違えることはあります.間違いと見極めがついたら,手放すものが無駄にならないタイミングを計って入れ替えます.

 

ずっとREGZA 50Z570Kという50型のテレビ(2021年モデル)をどうするかが課題でした.問題点は:(1)番組を視聴中突然Android TV OSの画面に切り替わってしまう.これがOSの問題と思われるのは,テレビのファームウェアアップデートで頻度が下がったこと,挙動がおかしいときはコンセントを抜いてOSを再起動するとましになるのが理由です.REGZAがAndroid TVを採用したのは2021年度限りで2022年度から別のOSになったので,メーカーも問題を認識していたと思います.

 

次に(2)画面の輝度ムラが大きい,(3)55型にしておけばよかった,の三点です.

 

Z570Kシリーズは当時上から三番目のシリーズでしたが,最上位のZ740XSシリーズはAndroid TVではないので,節約しないでそちらを買っておけば(1)は起きなかったでしょう.値ぼれ買いの失敗でした.

 

買い替えを検討します.REGZAの55型2024年モデルで一番いいのは液晶が55Z870N,有機ELは55X9900Nです.有機ELは高くて消費電力が大きいです.年間消費電力は55Z870Nが121kWhに対して,55X9900Nは252kWと二倍以上喰いますので液晶にします.

 

液晶では2022年以降miniLEDバックライトと量子ドットという二つの技術革新がありました.miniLEDは直下型バックライトのLEDの数を増やして密に配置することで輝度ムラが改善されています.少なくともZ570Kにみられる四隅の減光はZ870Nでは目立ちません.

 

50Z570Kをリサイクル回収に出すと費用がかかるうえ分解されてしまいます.リサイクルショップに売れば再利用されますが,一人で店頭に持ち込めません.ところがJoshin Web ショップでテレビ買い替えキャンペーンというのをやっていて,55Z870Nの下取りに50Z570Kを出すと最大45,000ポイントもらえるそうです.2021年の50型で基本15,000ポイントに,買うテレビがminiLEDなので30,000ポイント加算.ポイントがもらえてテレビとして使ってもらえるならこれはいい話でしょう.

 

しからば55Z870Nの値段はというと,8月16日現在価格コムの最安値が191,000円に対して,ジョーシン価格は236,151円でちょっと高いと思いきや,会員としてログインすると214,530円,さらに10,000円引きのクーポンが使えて204,530円になります.ジョーシンは設置費込みですが最安値の業者は有料ですので,差は数千円しかありません.

 

ということで55Z870Nを明日お迎えすることになりました.