デスクトップPCのマザーボードを交換する.

 

マザーボードASUS ROG Crosshair VII Heroは2018年9月に買ったので6年近くたった.2月にデスクトップPCのATX電源を交換してスリープ不良は直ったと思ったが,実は直ってなかった.またケース前面にある二つのUSB端子のうち左側が不調でUSB2でしか通信できない不具合もある.交換時期だろう.

 

取り換えるのはASUS ROG STRIX B550-A Gamingである(写真1).Amazonのスマイルセールで17,980円に値引きされていた.ほぼ同仕様のROG STRIX B550-F Gamingより約一万円安い.

 

写真1.ROG STRIX B550-A Gamingの外箱.

 

現行モデルのZen 4 CPU (Ryzen 7000) にアップグレードすることも考えたが費用対効果比が悪い.CPU性能はせいぜい二,三割しか上がらないのに,CPU,マザーボード,メモリの交換が必要でどうしたって十数万円かかる.MS Flight Simulatorをやるには非力なビデオカードGeForce RTX 3060がボトルネックになって,フレームレートはほとんど向上しない可能性すらある.今回はマザーボードだけ交換して時期を待とう.

 

Crosshair VII HeroよりB550-A Gamingの方がマザーボードとしては格下で値段も安いが,チップセットがX470からB550へ一世代新しくなることなどから性能は良くなる.

  1. ビデオカードやM.2 SSDがPCIe3から4になる.ただし搭載のSSD WD SN750はPCIe3である.
  2. チップセットから出ているPCIeが2から3になる.
  3. USBも3.1 Gen 2から3.2 Gen 2対応になる.ただしバックパネルのUSB端子の総数は12から8に減る.
  4. 電源部のレギュレーターはHeroは10+2相(写真2)なのに対して,B550-A Gamingは12+2相(写真3)と強化されている.
  5. HeroはオンボードLANが1GbEなので2.5GbE LANカードを増設していたが,B550-Aはもとから2.5GbEである.
 

写真2.Crosshair VII Heroの電源部は四角いレギュレーターが10+2相で合計12個.

 

写真3.B550-A Gamingは合計14個ある.

 

写真4は組みあがったところ.これで2018年以来のパーツはPCケースだけになり,次に古いのは2021年1月のメモリである.Zen 5が来る日まで,B550-A Gamingの使用期間はそれほど長くないかもしれないが,最後まで気持ちよく使いたい.

 

写真4.箱に組み付けて完成したところ.増設LANカードがなくなった分シンプルになった.

 

(付録)現在までの構成の移り変わり

 

2018/ 9/ 1   AMD Ryzen 7 2700X CPUとマザーボードASUS PRIME X470-Proで組む.メモリはDDR4-2666.

2018/ 9/27 マザーボードをASUS ROG Crosshair VII Heroに交換する.

2019/ 5/ 4 SATA接続のSSDをM.2 PCIeのADATA SX8200 Proに交換する.

2021/ 1/18 CPUをRyzen 9 3950X,メモリをDDR4-3200に交換する.

2021/ 2/ 7 SSDをWD Black SN750に交換する.

2022/ 1/23 CPUクーラーを簡易水冷に交換する.

2022/ 8/ 3 ビデオカードをGeForce RTX 3070 Tiに交換する.

2022/10/30 CPUをRyzen 7 5800X3Dに交換する.

2024/ 2/ 2 ビデオカードをGeForce RTX 3060に交換する.

2024/ 2/ 7 電源をSeasonic Vertex PX-850に交換する.

2024/ 6/ 3 マザーボードをASUS ROG STRIX B550-A Gamingに交換する.