13日に新しいオシロスコープ(写真1)とモガミの2972スピーカーケーブルが届いた(写真2).

 

写真1.オシロスコープOWON SDS1102の外箱.

 

写真2.上:モガミ2972にバナナプラグを装着したところ.下:カナレ4S8G.

 

モガミ2972は断面積2.0平方ミリの撚り線が4芯あるスピーカーケーブルで赤と黄色,オレンジと茶色を結合するとスタークワッドになる.カナレ4S8Gは1本が1.25平方ミリなのでそれより明らかに太い.モガミ2972をPCスピーカーで試したところ非常に良好で,パイオニアのスタークワッド線よりも良かった.音色は両者似ているのだが,モガミ2972の音の方が力強く,まるで音量を上げたように感じる.リスニングエリアも広がって,姿勢を変えて頭を動かしても許容範囲が広い.

 

2972の上には断面積2.5平方ミリの2921と4.0平方ミリの3104がある.一段上の2921もプラグに入りそうなので試し,良ければそれで決定にしよう.3104はさすがに恐れ入る.

 

新オシロスコープOWON1102でアンプのスピーカー端子から出ている388kHzの信号を観察してみた(写真3).モガミ2972の両端に生じる電圧降下は4S8Gより一割ぐらい大きかったので,電圧降下が少ない方が音がいいというわけではなかった.またデジタルマルチメーターで測定した電圧は,周波数が高いためか波形から目の子で見た電圧の半分くらいだった.

 

写真3.SDS1102で測定中.

 

僕が電気電子工学科の学生実験を担当していた頃はまだアナログだったので,初めてデジタルオシロを使った.25,460円で100MHz 2chのオシロが手に入ったのは大変結構だが,掃引周波数を変えるとサンプリング周波数もそれに伴って変わるところは注意が必要だ.ゆっくり掃引するとナイキスト周波数(サンプリング周波数の半分)も下がるので,信号波形がアンダーサンプリングされて偽信号が見えることがある.