2022年1月に買ったソニーの40mm F2.5 Gレンズは69,610円だったが,それと同じ値段の50mm F2.5 Gレンズは2023年12月現在89,100円する.ほぼ2年の間に28%値上がりしたことになる.ごくラフにいってソニー世界のインフレ率は年率13%ということになる.日銀が言っている2%をはるかに上回る.

 

投資をしても年率13%の成績を上げるのはかなり難しい.手持ちの金融資産の5割を株式投資したとすると,トータルで13%のリターンを得るためには株が26%上がらなくてはならない.ということは欲しいものがあるなら,今年はお金を使い過ぎたとか言って様子見するよりさっさと買った方がいい.

 

ということで先週思い切ってソニーのミラーレス一眼α7C IIと50mm F2.5 Gレンズを購入した(写真1).今までのα7Cはサブに回す.

 

写真1.SONY α7C IIボディとSEL50F2.5Gレンズ.Cシリーズボディにはこのレンズが似合う.

 

以前キヤノンEOS Mシステムを使っていたときもEOS M2-->M100-->M200と気軽に買い替えていたが,フルサイズのボディはEOS Mより数倍高いので決心が必要だった.無駄に高画質なスナップ写真をSNSに上げるという用途からすると,α7Cの画素数24MPでも十分すぎるのに33MPは過剰というしかない.

 

贅沢な買い物だが,視点を変えると僕の想像力ではこの辺が上がりで,これ以上高額な高画素機や大口径レンズはさっぱり欲しくない.

 

レンズに関しても,広角35mm F2, 標準50mm F2, 中望遠85mm F2.4という基本三本セットに加え,28mmが欲しければキットズームがカバーするし,中間にもスナップ用40mm F2.5,マクロレンズの70mm F2.8があるので隙はない.

 

写真2.Sigmaの50mm F2 DG DNを付けてみるとちょっと大きい.フィルム時代だったらF1.4か1.2のサイズ感.