8月28日にはもう一つ,新しい三脚を手に入れた.

 

写真1の左に写っているのがこれまで使っていた三脚だが,父が 1970 年頃に購入したアルミ製のものでとにかく古い.雲台は途中で一回買い替えており,まだ使えはするが高さが足りない.写真のようにクランクで上下させるエレベータ式センターポールを一番上まで上げないと,自然にファインダーを覗けない.

 

写真1.右:新しいカーボン三脚,左:50年前のSLIK製三脚.

 

エレベータは一本の棒であり三脚に比べて振動に弱いので使わず,三脚だけで十分な高さを確保した方が良いそうだ.この頃はLeofotoというメーカーが中華でありながら造りも良いということで,同社のラインナップから上段32mm径の3段式Leofoto RANGER LS-323Cを選んだ.雲台無しの三脚だけで1,520mmの高さがあり,高さ1,495mmで28mm径の4段式LS-284CLinよりむしろ安い.ただ三段なので縮めてもあまり短くならない.SLIKの脚は上段25mm径なので32mmは2段階太くなり強度は十分だろう.amazonで31,680円だった.


雲台は別売りである.ボールで向きを変えネジで固定する自由雲台が構造簡単で安いが,ミニ三脚ならともかく大型三脚では心もとない.オーソドックスな3Way雲台に微動ダイヤルを加えたギア雲台というのがおもしろそうだ.造りが良いものは高価だが,BenroのGD3WHCNというのが15,100円でそこそこ使えそうなのでそれにした(写真2).Benroの雲台は輸入代理店が複数あって値段が違う.GD3WNCNはCHI-iというところが輸入している.CHのつかないGC3WNという製品もあるが付くのがマイナーチェンジ版だそうだ.耐荷重は5kg.重さは合計2.26kgあり,SLIKの1.6kgより一回り重くなった.

 

写真2.Benro GD3WNCN ギア式3Way雲台.雲台だけの高さは110mm.

 

LS-323Cにもクランク式ではないセンターポールが付属しており取り付けて伸ばすと1,820mmの高さになる.さらに雲台110mmを加えると1,930mmと,僕の身長では手を伸ばしてやっと届くくらい高くなる(写真3).

 

写真3.Leofotoにセンターポールを取り付けて最高に高くしたところ.

 

なので,普段は3段目を半分くらいに縮めて使うことになろう(写真4).

 

写真4.通常の使い方.