2023年はこれまでに加湿器とふとん乾燥機を買ったがカメラが売れたのでさらに扇風機と掃除機を購入した.今日は扇風機について述べる.
写真1.パナソニックの扇風機と日立の掃除機の外箱.
一人暮らしなら扇風機は一台で良いのかと思ったら,実は使いでのある家電だった.まず風呂場の乾燥.浴室乾燥機の代わりに風呂場に風を送って乾燥を促進する.このときは換気扇を回すか風呂場の窓を開けるかして換気した方がよい.季節や天候にもよるが8時間回せば十分である.
扇風機には設計上の標準使用期間が定められている.これは一日の運転を8時間し,一年あたり夏季の110日間使用するものと仮定して計算される.なので一年の運転時間は880時間となる.
標準使用期間はメーカーによって異なるが,扇風機にシールが貼ってあって例えば日立の扇風機なら10年となっている.経年劣化を無視すれば8,800時間で寿命となる.風呂場はほぼ毎日使用するので,一日8時間通年運転するとすれば一年で2,920時間となり3年で寿命を迎えてもおかしくない.実際2020年5月から日立のHEF-AL300AKSで風呂場乾燥を始めたところ,2022年6月にはモーターの音が大きくなってきた.推定運転時間は約6,000時間である.明白な故障ではないが隣の部屋にいても音が気になるようになったので運用を終了した.
かわりに購入したのはパナソニックのF-CV388-Cである.HEF-AL300AKSはACモーターだったがF-CV388-CはDCモーターで,パナソニックの扇風機ラインナップで上から二番目の機種である(写真2).値段は19,800円で,300AKSが8,339円だったので倍以上する.
写真2.左が購入したパナソニックF-CV338,右が引退した日立HEF-AL300AKS.
パナソニックと三菱電機の扇風機の標準使用期間が最も長くて12年,その次が日立,東芝,シャープ,バルミューダの10年である.安価なジェネリック家電メーカー製だと最も短くて5年という機種もある.安いからといって使用期間の短い製品をかうと廃棄物が増えてしまう.
ちなみに,今日現在価格コムにアイリスオーヤマの扇風機が140機種,YAMAZENが120機種,ドウシシャが118機種掲載されているが,どうしてそんなに機種が多いのか全然わからない.
モートルの日立が第2グループなのは意外だが,日立はとっくに自社で扇風機を作るのをやめて韓国の金星からOEM調達しているそうだ.
HEF-AL300AKSの代わりに,トップグループで三菱電機の扇風機は家にあるので,今回はパナソニックの扇風機を選んだ.パナソニックの最上位機種F-CV339は立体首振りとナノイー発生器搭載が売りだが,ナノイーは要らないのでF-CV338を選んだ.
F-CV338は七枚羽根でDCモータ-の機種だが,電源プラグ一体型のACアダプターを使うのでコンセントの使用状況によっては邪魔になるかも知れない.また切タイマーが1, 2, 4時間までと時間が短いので,浴室乾燥はもう一台の日立製HEF-DL900Aにやってもらっている.
第二の使い道は,エアコンのある居間と隣のダイニングキッチンの温度を合わせるためのサーキュレータである.これには高さを低くできる三菱の扇風機が向いている.
最後は僕が涼しくなるためのもので,夏季だけ2台あればDKとパソコン部屋に置けるので,都合4台ということである.