昨日は横浜にある大学キャンパスへ.古くなったPCをどうしたらいいか調査して方針を決めたいというのです.そうしたら僕が昔買ったケースが何台か出てきました.
まずはWinDy MT-PRO2000です.一世を風靡した星野金属工業のアルミケースで発売は20世紀の1998年12月だそうです.当時は高熱を発するCPUやビデオカードがなかったので今でいえば窒息系っていうんでしょうか.フロントとリアのケースファンは8cmまたは9cmが一つずつです.フロントUSB端子がないのでフロッピードライブのベイにUSB2.0端子が設置してあります.
中にはCore i7-2600 CPUとマザーボード,NVIDIA GT710のビデオカードなどが入っていてWindows 10が起動しました.CPUは2011年型なので三代目か四代目くらいかもしれません.規格はATXですので,中身は最新のものも取り付けられます.これは更新する方向としました.
写真1.星野金属工業WinDy MT-PRO2000アルミケース.
次は2004年7月発売のWinDy MT-PRO4000です.前面の上半分がデザインで少し傾斜しています.一番下にはUSBポートとメモリカードリーダーが付いていますがこれはオプションだったかな.このころには激熱のAthlonなどが出ていたので,ケースファンはフロントが14cmと9cmの二つ,リアが9cm二つと強化されています.ただし取り付けられていたMicroATXにケースファンのソケットが足りないのでフロントとリアの9cmファンの一つは回っていませんでした.
スペックは,
CPU Intel Core i7-6700
マザーボード ASRock H170M Pro4
メモリ DDR4-2133 8GBx2
SSD Transcend M.2 SATA 1000GB
HDD Seagate ST3000DM001
PC電源 玄人志向 KRPW-N500/85+
でしたので中身は2015年下半期の型です.Windows 10が起動します.これはまだ二年くらいは使えるんじゃないでしょうか.
写真2.WinDy MT-PRO4000アルミケース.
三つめはWinDy ALTIUM X Mustleback S-tuneの青です.これはY先生の私物で,僕が「珍しい青いケースありますぜ,へっへっ…」とお勧めした記憶があります.年代は2005年頃でしょう.この辺になると後のAbeeのアルミスキンケースなどにも通じるデザインになってきます.確かAMD Phenom X3で組んだ記憶があるのですが,このCPUは2008年発売なので売れ残りのケースを買ったのかな.ケースファンはフロント12cmx1,リアは9cmx2(うち一つ実装)でGentle Typhoonが付いています.
現在のスペックは,
CPU AMD A10-7700K APU
マザーボード Gigabyte F2A88X-D3H
メモリ DDR3-1600 4GBx2
HDD Seagate ST3000DM001
PC電源 玄人志向 KRPW-PT600/92+ rev. 2
でした.2014年頃にカジュアルなマシンとして組み替えられたようです.
写真3.WinDy Altium X Mustleback S-tuneアルミケース.
これもまだ稼働しますが,Zoomで多人数のカメラ画像を表示させようとするとCPUの能力が足りないといって映らないそうですので強化希望です.A10-7700KはTDP65WのCPUですので,同じ65WのRyzen 5 5600Xならいいでしょう.いまパーツを発注しているところで,6月早々に組み替えます.
途中でM先生の研究室を訪れたのですが,そこでは古いThinkPadが2台出てきました.一台目はR400です.
CPU Core 2 Duo P8600 2.4GHz
メモリ DDR3-1066 4GB
SSD 240GB
液晶モニタ 1280x800
発売 2008Q3
R400は僕も一時期使っていたことがありますが,ちょっと重いことを除けば使いやすいマシンでCPUがソケットなので交換できます.でもCore 2 Duoではね.これはもう引退が適当でしょう.
写真4.Lenovo ThinkPad R400.
もう一台はT420sで,
Core i5-2520M 2.5GHz
DDR3-1333 16GB
SSD OCZ-ARC100 480GB
2011年型
液晶モニタは確認し忘れましたが1600x900でしょうか?これも10年経っていますが,メモリフル実装ですしSSDに交換されていますので,ごく軽い作業ならば使えると思います.
写真2.Lenovo ThinkPad T420s.