あさて、

12月21日発売のアルバム。

ポチョムキン&スパースター列伝

ごきげんRADIO。ですが、

このアルバムをかいつまんで説明すると、

餓鬼レンジャーでお馴染みのポチョムキンオールプロデュースによる

夢のコラボレーションアルバム!!

なのです。

長々と内容の説明を書こうと思ったんですが、

プロのライター高木晋一郎さんが、

素敵なライナーノツを書いてくれたんで、

以下コピペします↓

下半身(にくる)ビートメイカー:ポチョムキン始動!
>
>  このアルバムの何が凄いって、まずアーティスト表記からして「?」が40個ぐらい頭にバババッと浮かび上がる。何せ「ポチョムキン&スーパースター列伝」……。「スーパースター列伝」とは30代以上のプロレス・ファンにはおなじみの梶原一騎:原作/原田久仁信:画の虚実交えたハイパー・プロレス漫画の「プロレススーパースター列伝」であり、「ゴキゲンRadio」と言えばザ・モッズの名曲にも同様のタイトル曲がある訳で、その時点で「なんでそこをあえて引用したの?」という意図が全く読めないというか、とりあえずシッチャカメッチャカだが、「なんかとてつもない事が起きてるっぽい!」事だけは予想出来る訳で。そしてそれは本当に起こった訳で……。
>  
>  さて、しっかりと日本語ラップを追いかけてるリスナーにとっては、本作の主人公:ポチョムキンを「ラッパー」として捉えると同時に、「トラック・メイカー」としての敏腕ぶりも気になる所ではあったと思う。ただ、かなり散発的かつ広範囲な仕事ぶりであったため、なかなかトラックメイカーとしての全体像が掴みづらかったのが現状であったが、このポチョムキン・プロデュース集で遂に白日の下に!……なると思ったのだが、正直より謎が深まるばかり。それというのも、あまりにも一曲一曲がオリジナルすぎて曲ごとの相関関係や他者からの影響を把握出来ず、およそ同じ人が作ってるとは思えないほどの広がりがあるのだ。とにかく「エッ!」「こう来るの?」の連続。かといってアブストラクト的な肌触りではなく、あくまでポップな空気感がパッケージされ、それ故、更に「ポチョムキン……何者ぞ」という迷宮に迷い込んでしまう。
>  それは、今回のスーパースター達の顔ぶれからも分かるだろう。TARO SOUL/KEN
> THE 390/NG HEAD/サイプレス上野/丑三時宗/446/導楽/AMAZON/大西ユカリ/SHINGO☆西成/DOSMOCCOS/GEEK/JJMAN/Rencon Slice bee/FREEZ/MARRR/JUU/真田人/ULTRA NANIWATIC MC'S/ahhco/
> YOSHI/AGRI-8/4WD/KEN-1-RAW/餓鬼レンジャー……。ハッキリ言ってこの多岐に渡るアーティストの人選を見ても、ヒップホップ/レゲエ/昭和歌謡などなどと、曲を聴くまで内容が全く想像出来ない並びであり、分かる事はとにかく凄腕のアーティストが集結しているという事だけだ。とにかく「何が出てくるのよ!」なワクワク感は感じて貰えるだろう。
>  ただし、そんな謎多きポチョムキン・ワークに共通する事実、それは「圧倒的な肉体性」がどのトラックにも存在するという事だ。換言すれば、腰なり足なりどことなり、下半身の色んなトコにグッときちゃうような肉体感が、どこを切ってもあふれ出す。そしてそれはいわゆるファンクネスや「黒い」と表現される感覚を越えた、生物が持つ根源的な躍動感というか、人間の獣的な部分に働きかけるようなトライバル・ビートには、どうにも抗しがたい魅力がつまっている。
>  それが如実に表れているのは、餓鬼レンジャーの新曲として収録されている“*RUNNICANO*”が、一聴するたびにIQがみるみる下がるゴキゲンすぎるベース・ミュージックとして立ち現れ、聴くものを否応なく踊らせてしまう事からも分かるだろう(リリックも肉体性の権化のような内容だ。まさか男女の距離を縮めるのにそんな方法があろうとは……)。
>  また、大阪の現在を代表し、方法論は違えども圧倒的なソウルとブルースを奏でる、大西ユカリとシンゴ☆西成という2人の夢のコラボレーション曲“二人の新世界”にポチョムキンが与えたビートは、昭和歌謡チックな沁みる上モノに、ややバウンス気味なヒップホップ・ビートの組み合わせ。タイトに詩世界を組み上げるシンゴ★西成と、フックをおおらかに歌い上げる大西ユカリとの対比、そしてその2人が紡ぎ出す「恋歌」の湿度の高い情緒深さは、まさにこの3者の組み合わせでしか生まれない涙ものの一曲。ポップスではない、リアルな歌謡曲+ヒップホップがここには誕生している。
>  その他の作品を見ても、ヴォーカルにスポットを当てたロウ・テンポな“コンナ人間ニナリタイ”や、ほぼドラム・パターンのみで構築された“密林Disco”、男気なホーンが心地よい“回胴街道”、アーバンな手触りさえ感じる“SWEET SLOW JAM”
> 等々と、ある種の作家性よりも職人芸を見るような変幻自在なビートの凄味が詰まったこの作品、ポチョムキンのネクスト・ステージへの道筋を理解するためにも、しかと耳に焼き付けて欲しい。

なのであ~る。

高木君ありがとうございます!



1曲1曲の解説はまたかきますね!

hona!